効果が倍増!?エクササイズ前に知っておきたい体の基本構造

公園でヨガをしている若い女性。 体がポジティブな屋外スポーツ

こんにちは。
essence編集部です。

 

ネットを検索すれば、これまでに
出会ったこともないような斬新な
エクササイズやyoutubeの動画
などがいくらでも見つけられる現代。

 

とはいえ、溢れる情報の中から自分に
ピッタリのエクササイズを見つけるのは
至難の業...。

 

いくら良い情報に出会えたとしても、
その生かし方がわからなければ、
その情報は「知っているだけ」で
真に価値があるものとは言えません。

 

Essenceで記事を執筆いただいてる
姿勢の専門家・金子香織さんも

 

「エクササイズの効果を得るためには、
ただ動くよりも体の基礎知識を知った
で行った方が効果を発揮しやすい」

 

とおっしゃるように、

 

エクササイズで効果を得たい!
本気で体を変えたい!

 

という思いがあるならば、

 

正しい知識を知った上で実践して
いくことが、一番の近道なのです。

 

そこで今回は、姿勢を美しくするための
原点を振り返る意味で、金子さんに体の
基本構造について教えていただきました。

 

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著者プロフィール
金子香織


BodyworkSalon Enn 代表
「骨格ラインから整える機能的で美しい身体づくり」をコンセプトにした、姿勢を整えるサロンを運営。“美と健康は両立する”という概念のもと、「身体という器」を整えるコンディショニング法を提供している。並行して、同コンセプトであるトレーナー育成アカデミー事業「re・Frame conditioning Academy」※rfca講師として全国各地で指導者育成に力を注ぐ。またdatum group内において、d.Mファシリテーターとしても活動をしている。自らの身体の不具合を克服することをきっかけに学び始めた身体づくり。様々な観点から身体を捉え、学ぶことにより、土台を整えることの重要性に気づく。自律(自立)した身体づくりの智恵をお伝えすることを得意としている。

こんにちは、金子香織です。

 

エクササイズの効果を得るためには、ただ動くよりも体の基礎知識を知った上で行った方が効果を発揮しやすいため、これまでも折に触れて、体の構造や基礎知識をお伝えしてきました。

 

そこで本日は、骨格ラインを整える上で知っていただきたい関節の構造について、お伝えしていきたいと思います。

 

どうぞ最後までお付き合いください。

まずは、関節の基本構造を知ろう

shutterstock_674808700ニュートラルアライメントは、「重力に対して最も効率的に筋肉を最小限で使う骨の配列である」とお伝えしていました。

 

それは人体として、「最小限の力で最大限の力を発揮できる姿勢」であると言い換えることもできます。

 

その状態とは、関節のかみ合わせが適正であり、骨格だけで立てる姿勢とも言われています。

 

では、関節のかみ合わせが適正である、とはどのような状態をいうのでしょうか?

 

関節はその構造から、骨の形状が凹面と凸面に分かれており、関節を成す凹凸面がかみ合っている状態であれば「関節が安定している」、すなわち構造的な安定性が保たれます。(※下図を参考)

image1 (1)
ところが、凹凸面がかみ合っている状態が適切であるはずの関節も、骨格ラインに歪みが生じているケースでは、このかみ合わせに「ズレ」が生じる場合があるのです。

関節の安定性を担う、もう一つの要素とは?

shutterstock_1033641586骨の形状(凹凸)による構造的安定性以外にもう一つ、関節の安定性を確保するためのしくみがあります。

 

それが、「筋肉」による機能的な安定性です。

 

読者の皆さまはおそらく、筋肉と聞いても付着している部位が違うくらいで、それぞれの働きに違いがあるとは思っていない方のほうが多いのではないでしょうか。

 

実のところ、筋肉にはそれぞれ役割があって、

 

・体を大きく動かすことが得意な筋肉

・関節を保護することが得意な筋肉

 

といった特徴があります。

 

具体的には、体を大きく動かすことが得意な筋肉は「アウターマッスル」と分類される筋群で、関節を保護することが得意な筋肉は「インナーマッスル」と分類される筋群です。

 

アウターマッスルは面積が大きく幾つかの関節をまたいでいるケースが多く、インナーマッスルは面積が小さく、一つの関節を繋いでいることが多いのが特徴です。
(※下図を参考)

image2-2

ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、関節の機能的な安定性を担う筋群は、分類でいうと「インナーマッスル」の役割なのですね。

 

つまり、関節の構造的な凹凸面の安定性を支えるのがインナーマッスルである、というわけです。

インナーマッスルの「最適化」が肝!

shutterstock_324008720前回の記事でもお伝えしましたが、

 

そもそも「動くようにできている」私たちの体ですが、

 

  •  構造的な安定性(骨のかみ合わせの最適化)
  •  機能的な安定性(筋肉の最適化)

 

という二つの機能をうまく両立させることが「静的」、つまり体を動かしていない状態と、体を動かしている「動的」の状態の、いずれの場合も関節が安定して動いても痛まない、歪みにくい関節が保たれることになります。

 

そのため、インナーマッスルを活性化させて本来の機能を正しく使い、さらに関節がしっかりかみ合った状態で動かすことで根本的に姿勢が変わることによって、美しい骨格ラインへと変化させることができるのです。

 

もちろん、インナーマッスルだけが大事なのではなく、大きく体を動かす時にはアウターマッスルの働きも重要になってきますので、エクササイズの際にそれを意識することは重要です。

 

ただそれ以前に、関節の歪みがある方は、歪みを整えるためのインナーマッスルの使い方をマスターしていくよう、ぜひ心がけていただければと思います。

 

全身のインナーマッスルが活性化されていくと、それだけでも体の安定性を感じられるようになっていくと思います!

 

これまでお伝えしてきたエクササイズの中にもインナーマッスルを活性化させていくものがありますので、ぜひ活用していただければと思います。

 

中でもおすすめしたいのは、「骨盤を内側から支える!天然コルセット筋のすごい働きとは?」の記事内でご紹介した、多裂筋を活性化させるエクササイズ。

 

多裂筋は、骨盤の歪みを整える上でとても重要なインナーマッスルですので、ぜひ実践してみてください。

 

さて次回は、コアマッスルの中でも女性にぜひ注目していただきたい、あの筋肉の活性化についてお届けしてまいりますので、ぜひお楽しみに!

 

それまでに、骨盤の基本を知っていただく上で重要な内容を記述していますので、これまでの記事も合わせてぜひご覧いただければ幸いです。

 

骨盤を内側から支える!天然コルセット筋のすごい働きとは?

骨格ラインを支える影の大黒柱!インナーマッスルの重要な働きとは



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いかがでしたでしょうか。

 

​​今回の金子さんの記事を拝見して、

 

知と実践のバランスが重要で、
両方のアプローチが大事

 

ということを再認識することができました。

 

なぜかというと、そもそも体の基本
構造を知らなければ、自分にとって
最適な体の動かし方さえもわからない
からです。

 

もちろん実践の中で気づきを得られる
こともありますが、

 

いずれにしても、

 

「知」と「実践」のサイクルをうまく
回していくことが重要だということ。

 

その上で、適切なフィードバックを元に
知と実践を横断していくことによって
体に変化が生まれていくのでしょう。

 

幸いにも、いつも金子さんがご紹介して
くださる内容は、エクササイズの正しい
知識と実践法の両方がしっかりと網羅
されています^^

 

ぜひ、一つひとつの記事に込められた
エッセンスを吸収して、
体に嬉しい変化をもたらしていきましょう!

 

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