すきま時間を活用!股関節の歪みに効果的な簡単エクササイズ

こんにちは。
essence編集部です。


下半身は、体全体を支えてくれる、
まさに土台部分。


だからこそ体を意識的に使う習慣が
ないと、腰掛けたり寝そべったりする
時についダラダラしまい、健康面や
見た目にも影響を及ぼす原因に
なってしまいます。


その最たる例が、O脚・X脚・XO脚と
いった、下半身の歪み。


では、どうしたら下半身の歪みを解消
できるのでしょうか?

実はその原因は周辺の筋群ではなく、
少し離れた意外な!?場所にありました。

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著者プロフィール
金子香織

BodyworkSalon Enn 代表
「骨格ラインから整える機能的で美しい身体づくり」をコンセプトにした、姿勢を整えるサロンを運営。“美と健康は両立する”という概念のもと、「身体という器」を整えるコンディショニング法を提供している。並行して、同コンセプトであるトレーナー育成アカデミー事業「re・Frame conditioning Academy」※rfca講師として全国各地で指導者育成に力を注ぐ。またdatum group内において、d.Mファシリテーターとしても活動をしている。自らの身体の不具合を克服することをきっかけに学び始めた身体づくり。様々な観点から身体を捉え、学ぶことにより、土台を整えることの重要性に気づく。自律(自立)した身体づくりの智恵をお伝えすることを得意としている。

こんにちは。
金子香織です。

2023年を迎えて早後半ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今年も皆様に有益な情報をお届けできるよう頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!


さて、本日は前回の続きから。下半身の歪みを整えるための実践法をお届けしてまいります。どうぞ最後までお付き合いください。

股関節のさび取りで捻じれ解消!

前回の記事では、下半身の歪みのタイプについてお伝えしました。

下半身の歪みを整えるための実践法をお届けする前に、まずは簡単におさらいをしていきましょう。


O脚・X脚・XO脚といった下半身の歪みが起きる原因の1つとして「股関節の歪み」があることを、前回お伝えしましたね。

 

股関節は多くの場合、「内旋」(※大腿骨が内側に捻れるタイプの歪み)という歪みが生じています。そしてこの歪みが定着してしまうと、股関節の組織がさびついたように固くなり、下半身全体の歪みに繋がるばかりでなく膝など他の部位の歪みにも繋がり、関節に負担を与えてしまうことになりかねません。


それだけでなく、美容面にも実はダメージが!

下半身太りなど、とくに女性が気にしがちなスタイルにも影響を及ぼす原因になってしまうのです。


だからこそ、歪みを整えていくことが大事。

とくに、目に見える形で脚の形や下半身のたるみなどが現れている方は要注意です。しっかり調整して、見た目もきれいに整えていきましょう。



では股関節の捻じれを解消させるためには、いったい何が必要なのでしょうか?

 

エクササイズを実施する前に、股関節を構成している筋肉の構造についてお伝えしていきたいと思います。

股関節には、実は多くの筋肉が存在する!?

股関節には、予想以上に多くの筋肉が存在しています。

 

筋肉の配置別に分類すると、

 

・骨盤の前方にある筋群(もも前の筋群)

・骨盤の後方にある筋群(お尻やもも裏の筋群)

・骨盤の外側にある筋群(お尻の横の筋群)

・骨盤の内側にある筋群(内ももの筋群)

 

になります。

 

これら4つに分類した筋群の中にはそれぞれにインナーマッスルとアウターマッスルが存在し、関節の安定が得意な筋肉、動作が得意な筋肉に分かれます。

 

その中で、関節の歪みを整えるためには、インナーマッスルの働きが重要となります。

 

インナーマッスルが正常に働くことで、関節内における骨同士の軸を保とうとしてくれるからです。

 

股関節のインナーマッスルはいくつかありますが、今回はその中でもとくに意識して鍛えていただきたい「外旋六筋」という筋肉を鍛えるエクササイズをご紹介します。

image1-3

外旋六筋は、お尻の表層にある大殿筋の奥、深層にある筋肉です。

名前の通り、股関節を外旋(外側に捻る)する機能を持つ6つの筋肉の総称です。上図から、お尻とももの境目にあるお尻の下部に配置されている筋肉であるということが、お分かりいただけるでしょう。


外旋六筋は大腿骨(ももの骨)を寛骨内に引き込んでくれるため、股関節を安定させてくれるのです。


そして股関節が内側に捻じれている方は(内旋)外旋六筋が長く伸びているため、外旋六筋を縮めて鍛えていくことで、股関節の歪みの改善に繋がります。

歪みもたるみも一気に解消!股関節の捻じれ改善エクササイズ

それではいよいよ、エクササイズのご紹介です。

【股関節外旋筋活性化 エクササイズ クラムシェル】

 

目的:股関節の外旋筋の活性、捻じれ取り、安定化

体勢:背中を真っすぐに横向きになり、両脚の股関節&膝関節90°に曲げる

image2-4

  1. お腹を凹ませ骨盤を床に対し垂直で固定
  2. 上の脚の膝を拡げる(両足は合わせておく)
  3. 膝を閉じる(最初のポジション)
  4. 繰り返し10~30回行う

《大事にしたいポイント》

お尻の下部(ももとお尻の境目)に筋肉の収縮感が出てくるため(疲労感)感覚で出るまで行いましょう。

※活性化されていないと(日頃使われていないと)感覚が出にくい場合があります。その場合は20回、30回と行ってみましょう。

 

《注意したいポイント》

・膝を拡げる際に、骨盤の回旋が起きないこと

・腰が丸まらないこと


左右ともに行ってみましょう。



いかがでしたでしょうか。

感覚の鋭い方は、この後立ってみると、下半身が安定している感覚や脚が軽く感じられるかと思います。

 

外旋六筋の疲労感の方が気になる方は、日頃使われていない可能性があります。

 

いずれにせよ、エクササイズの後は立位になって股関節をやや外旋方向に回し、膝の向きを正面に向けて立つよう心掛けてみてください。

 

この動きを継続していくうちに、日常の中で外旋六筋が自然と働くように、体が段々覚えてくれるようになります。


TVを観ながら、また出かける前など、わずかなスキマ時間でもできるエクササイズとなりますので、ぜひ行ってみてくださいね。

次回は更に、股関節インナーマッスル活性化エクササイズをご紹介します。

 

ぜひお楽しみに!

ーーーー

 

いかがでしたでしょうか。

 

多くの筋群から構成される股関節は、
大腿骨が内側に捻れるタイプの歪みが
発生しやすいこと。

 

また、O脚・X脚・XO脚といった
下半身の歪みが起きる原因の1つとして
「股関節の歪み」があるということが
改めてよく見えてきましたね。

 

O脚・X脚・XO脚になる原因は、周辺
の筋肉の歪みや元々の骨格によるもの、
と思っていたので、股関節が足の歪みが
影響していることを知り、驚きました!

 

やはり健康面・美容面ともに、歪みは
なるべくなくしていきたいですよね。

 

今回ご紹介いただいたエクササイズは、
一旦覚えてしまえば思い立ったら
すぐにでも実践できそうな点が魅力。

 

前回教えていただいたエクササイズと
セットで、歪み解消に向けて早速
できることから実践していきましょう!

 

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