月の満ち欠けがもたらす影響とは〜大宇宙と調和して生きていくために

こんにちは。
essence編集部です。

古来「月の満ち欠け」は、

宇宙全体、そして

地球を取り巻く環境全ての存在に

大きな影響を与えている

 

と言われてきました。



私たちが月を思う最も身近、

かつ象徴的なイベントは、

毎月必ずやってくる

 

新月と満月かと思いますが、

 

その他にも

月の満ち欠けが及ぼす作用は、

普段なかなか気づかないだけで、

実は多岐にわたっているといいます。



とりわけ月と水は切り離せない関係で

互いに影響し合っていますが、

月が水に影響を与えることによって、

実は私たちは多くの恩恵を受けています。

 

今回は、そんな月のもつ偉大な力と

その力によって生かされているものについて

佐藤さんが記事にしてくださいました。

 

ぜひお楽しみください。

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筆者プロフィール:
佐藤三知代

 

幼少期から日本古代史好きの父の影響で縄文文化や神話の世界を身近に育つ。学生時代は外国語や国際交流への強い興味から外国語学部に進学。広告代理店に就職するも思う道を見いだせず、転職を繰り返す中体調を崩す。

その後、アロマやマクロビオティックなどの自然療法で健康を取り戻す中、体心魂は一つであることを体感。ホリスティック医学、東洋医学、解剖生理学、量子力学や波動、心理学、意識の世界への理解を深めていく。

「エンペラーコード」との感動の出会いに、今までの経験がここに通じていたと実感し、「和の叡智」を学び実践していくことを心に決める。現在はessenceのライターとして活動しつつ、アロマ、マクロビの講師、心理セラピストとして「植物・自然食・言葉」で自然界と人を結びながら、「宇宙の摂理に基づいた真の健康と美しさで自由に生きていく楽しさ」を伝えている。

ホリスティックセラピーtrois(トロワ)主宰。

 

こんにちは。
佐藤三知代です。

 

「私たちの体の約70%は“水”である」ということは、皆さんもうご存知ですよね。

 

実は、日本の森林を構成する樹木も、「幹の重量に占める水の割合は約70%」と言われています。

 

また、地球の海と陸地の比率も7:3です。地球の70%は「水」なのです。

 

「水」という概念だけでみれば同様の構成比率を持つ、地球・樹木・私たち。

 

その共通点に何か意味があるように感じるのは、私だけでしょうか?

 

今回は、その地球・樹木・人に同様に含まれる「水」にはたらく「目に見えない力」についてのお話です。

自然に即した農業が教えてくれること

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皆さんは「バイオダイナミック農法」という農法をご存知でしょうか。

 

ドイツの哲学者ルドルフ・シュタイナーが20世紀初頭に提唱した有機・自然農法の一種で、その根底にあるのは「宇宙を含む自然のすべてと調和する」という思想。

 

持続可能な循環型の農業として、ヨーロッパでは広く知られた農法です。

 

その農法では、太陽、月はもちろん、太陽系の惑星の配置によって変化するエネルギーを

大地の力に転換すること。そのエネルギーによって種蒔き・栽培・施肥・収穫などを行う

「天体の作用を農作物の生育に活かす方法」が取り入れられています。

 

日本にはシュタイナーの農法が提唱される遥か昔から、月と太陽の動きを同時に読み解く「旧暦」がありました。

 

旧暦は元々、自然の営みに逆らうことなく生活の糧を得るために作られたもの。

 

人々は、天体の動きを読み取り、自然の移ろいを観察することで、農業・水産業・林業などに活かしていたのです。

 

そのバイオダイナミック農法ではもちろん、日本の旧暦でも重要視されているのが、「月の満ち欠け」です。

 

月と太陽と地球の位置関係によって起こる「月の満ち欠け」は、「引力」という目に見えないはたらきで、地球のあらゆる生命体や物質に作用します。

 

その一つが、地球上の「あらゆる生命体や物質に含まれる“水“を動かす」こと。

 

水の移動を知ることは、農業を始め自然に即した暮らしを営むためには欠かせない、とても大切なことだったのです。

月の満ち欠けと「移動する水」

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では、月の満ち欠けの引力によって、水はどのように動くのでしょう?

 

引力は地球上のあらゆる生命体、物質の「水」にはたらきかけます。

 

海や川、樹木や植物、あらゆる物質に含まれる「水」を動かすのです。

 

過去記事でもお伝えしましたが、月の満ち欠けは私たちの心と体に大きな影響を及ぼしています。「引力のはたらきによる水の移動」は私たちの体内の水にも同様に起こっているのです。

 

新月の時、引力は地球の内側「大地の方向」にはたらきます

 

植物や作物の「水」は下部や根部に集まります。植物の水にはミネラル分や香りの成分なども含まれていますので、根菜を収穫する、土壌に施肥するなど、土のはたらきを活性化させるのに最適な日とされています。

 

日本の林業では、今も新月の時に木材となる材木の伐採が行われているそうです。根の方に水が集まる新月に伐採すると、木材の乾燥が早く進むことがその理由といいます。

 

人の体内の水分はといえば、同様に下方に集まっていきます。

足に水が集まるので、体の水の代謝が悪く浮腫みやすくなることも。

 

また、精神面では大地とつながりやすいとされていて、内省やグランディングなどで心を整えるのに新月のエネルギーを活かすことで、大地とつながりやすくなると言われています。

 

 

満月の時には、引力は地球の外側の方向「天の方向」にはたらきます。

 

植物や作物の「水」も上方に集まっていきます。葉や花、実の部分に水が集中することで、

瑞々しい果実、香り高い花やハーブを収穫することができるのですね。 

 

人の体内の水分も上方(頭部)に集まることで、感情的になる、注意力が散漫になると言われています。

 

狼男は満月に変身しますし、事故が多いのも満月時とよく言われるところです。

 

逆に、コミュニケーションが活発になる、恋愛が成就しやすいということも言われていますので、よくも悪くも満月の時には「脳内の水のはたらきが活性化」されるのでしょうね。

 

引力によって呼吸する地球

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「地球-月-太陽」という天体の位置関係によって生じる新月・満月。

そして、その新月・満月による「引力」によって天と地を上下する「水」。

 

地球の7割の海も、樹木の幹に含まれる7割の水も、私たちの体内の7割の水も、月の満ち欠けによって同じように天と地を行ったりきたりしています。

 

ふと、月は「引力という目に見えない力」を通して、地球に「呼吸」をさせてくれているのではないかと感じます。

 

吸って吐いて、吸って吐いて・・。

そのリズムと月の満ち欠けのリズムが呼応しているような感覚です。

 

引力によって天と地を行き来する水は、地球上の生命体や物質を活性化し、生命に輝きをもたらしてくれているのではないでしょうか。

 

普段から月の動きを、そして月の満ち欠けを意識してみてください。

その引力に任せて地球上の水と、樹木の水と、一緒に呼吸しているような気持ちになってみましょう。

 

大自然、大宇宙と一如になれる感覚と同時に、みなさんの中に元々ある自然の感覚が呼び覚まされることでしょう。

 

心も体も軽やかに「水のように自由に流れ」「水のように何にでもなれる」そんな自由を生きる助けになってくれると思うのです。

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いかがでしたでしょうか。

 

「月の満ち欠け」は

自然界に多大な影響を及ぼしている

 

ということは

ご存知の方も多いと思いますが、

 

そこから一歩踏み込んで、

月の満ち欠けによって起こる引力の作用が、

地球上のあらゆる生命体の「水」に

はたらきかけ、

 

その水の移動によって、

私たちは共鳴し合っている

 

というお話は、

これまでにはなかった発想で、

とても新鮮に感じられました。

 

宇宙の壮大なスケールに

思いを馳せるばかりでなく、

 

太陽と月、地球上を覆う水、

草木や、動物など、

本当にさまざまな自然と

 

共に生きる存在だということを

深く実感することもできました。

 

私たちの生命の根源である

水への感謝の思いが溢れてくるような

内容を、

こうして読者の皆さまと

分かち合えることを

とても嬉しく思っております。

 

次回もどうぞお楽しみに!

 

 

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