こんにちは。
佐藤三知代です。
皆さんは、望み通りの人生を歩んでいらっしゃいますか?
まだ夢を実現する途中かもしれませんし、このままでいいのだろうか?と悩みながら日々を過ごされている方もいらっしゃるでしょう。
また、自分が本当は何をしたいのか、自分の夢も使命もわからない・・。
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところで、みなさんにとって「思い通りの人生」とはどんなものでしょう?
また、「幸せ」とはどういう状態のことでしょうか。
今回は、そんなことに意識を向けていただきながら、みなさん一人一人にとっての
「幸せ」を見つけ出すためのヒントをお伝えできたらと思います。
二項対立が生み出した、「勝ち組」という概念
「勝ち組」という言葉があります。
これは現代社会において『経済的・社会的に成功した人、格差社会において優位な立場に立つ人、裕福である、地位が高い人』という意味で使われています。
現代人の多くは、この「勝ち組」=「幸せ」=「どう生きるかの基準」にチャネルを合わせることで、生きづらさを感じている人、望まない進路を取ろうとしている人たちが多いように感じられます。
もちろん「勝ち組」を目指すような生き方が悪いというわけではありませんが、勝ち組という言葉から想起するイメージに囚われて、自分軸を見失ってしまっていては本末転倒です。
そもそも、人の生き方に「勝ち負け」はありません。
経済的、社会的に優位な立場にある人が、皆幸せであるとは言い難いところもあるからです。
実はこの「勝ち組」という言葉、元々は別の意味で使われていたのです。
それは『第二次世界大戦で日本が降伏した後も日本の敗北を信じることなく「日本は戦争に勝った」と信じていた在外日本人グループ』のこと。
つまり、かつて「勝ち組」と呼ばれていたのは「間違った情報を信じていた一団」のことなのです。
今、時代が大きく変わろうとしている中、コロナ禍で働き方の価値観が一変したように、どう生きるか、何が幸せなのか、という生き方の価値観も今後さらに大きく変化していくことでしょう。
現代の「勝ち組」という言葉は、「二項対立」や「ヒエラルキー」といった「これまでの時代の価値観」によってつくられた理想の人生「画一的な幸福論」ではないかと思うのです。
となると、これからの時代は、現代で「人生の成功者」と言われている「勝ち組」という情報そのものが、間違った情報になっていくことも十分あり得るわけです。
自分の本質とつながって生きることの大切さ
これからの時代の生き方は「自分の本質とつながって、自分に正直に生きる」ということが、より大切になってくるのではと感じています。
では、「自分の本質とつながる」とはどういうことでしょう。
それは自分の使命に従って生きることかもしれませんし、皆さんのDNAの中に刻まれた、「幸せに生きるための情報」に沿って自らの意志に基づいて、人生を舵取りしていくことなのかもしれません。
そして自分の本音、本心への気づきにつながることで、深い部分に刻まれた「どんなことが自らの命を輝かせ、どんな生き方によって喜びを実感できるか」という情報にアクセスしやすくなっていくと思うのです。
本来私たちは、自分の中に自分を幸せにする生き方の情報をすでに持っているのです。
ご両親から祖父母、そしてご先祖様から代々受け継がれてきたその情報は最も確かなもので、それぞれにとっての「幸せに生きる道標」としての情報がしっかりと刻まれています。
ですから、もし私たちがいつからか、一般的な社会通念や時代の価値観によって作られた「画一的な幸せ情報」や情報化社会の中で飛び交う、ありとあらゆる「情報」の中に埋もれてしまっている状態だとしたら、「自分の本質や使命を曇らせてしまっている」ということになります。
お化粧をしたら化粧を落とし、化粧を落とせば本来の自分の肌の色や質感、目鼻の作り、眉の形・・あらゆることが「素」の状態になります。
自分の本質とつながるには、化粧を落とすように心の中をまっさらな状態に戻していくことが大事なステップになります。
本来の自分につながるためにはまず、「積み上がった埃=情報」を手放し、「素」の状態に整えることが何よりも大切なことだからです。
「素=ス」は、すべての創造のはじまりを表す音でもあります。
本質とつながる状態=素の状態になることは、ある意味でこの創造の源と一つになることでもあり、本来の自分を再発見することで、新たな人生を創造することをも意味するのですね。
素の状態になり、新たな現実を創造する古神道の教え「祓い・鎮魂・言霊(げんれい)」について、また、その教えを最先端の科学技術で装置化したロゴストロン(過去記事で体験談を書かせていただきました)などについてご興味がある方は、ぜひ、会員サイトMAFORAMAにもアクセスしていただければと思います。
余談ですが、私が「幸せ」と言う感情をはじめて意識したのは、炊き立てのご飯を天地返ししている母の笑顔を立ち上る湯気の間から見ていた、というごく平凡な日常の一コマでした。
このように幸せとは、日常の何気ないシーンの中で感じる情景の中にあると思うのです。
皆さんも、今の日常の暮らしの中でどんな時に幸せを感じるのか、どんなことをしている時がイキイキとした自分を感じられるか。
また、どんなことに対して不快に感じたり、嫌な気分が起こってくるのか。
良いこともそうでないことも含めて、ぜひ自己観察を深めてみてください。
そんなことを意識し始めて、習慣化できるようになると、本質の自分がどんどんクリアに立ち現れてきます。
本当の望み、こうありたい、こう生きていきたい、といったご自身の本質につながる発見が得られるよう、ノートなどに書き出してみるのもおすすめです。
心の中にあるものを一旦外に出してみること、言語化することは祓いにもつながり、スッキリして心もクリアな状態になりますので、ぜひ実践してみてください。
幸せの種は外側にあるのではなく、「自分の中にすでにある」と信じて、変化への1ステップごとを楽しんでいきましょう。
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いかがでしたでしょうか。
「勝ち組」が使われるようになった
起源は、知らない方も多いかと
思いますが、
本当にハッとさせられますよね。
私たちは今、大きな転換期の
ターニングポイントのまさに
真っ只中にいるわけですが、
だからこそ、
これまで当たり前と思われてきた
価値観やルールが、ある時を境に
一変してしまう
ということを
実感をもって感じ取れるのでは
ないかと思います。
そして
今が時代の変わり目だということは
誰の目にも明らかだからこそ、
今は「素(ス)」に戻ることが
より大事になってくるでしょう。
一度、「ス」に戻らなければ、
その先に描く未来、
創造のイメージもまた、
ぼんやりしたものになってしまう
からです。
ぜひ、年末年始の貴重な時間を
活用して、じっくりと自分のスを
見つけていきましょう。
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