ふとまにの里の5年間の歴史を振り返り、歳時記のストーリーを感じた日〜12月チャイルドアーツアカデミー(CAA)レポート〜

こんにちは。
essence編集部です。


自然と触れ合い、
日本の伝統文化や神事としての「お祭り」
を体感することで、


子どもたちの豊かな感性や倫理観、創造性を育み、
自然の中で根源的に生きる力を養うことを目指して活動している
チャイルドアーツアカデミー(CAA)

 

今回は、12月2日の
実施レポートをお届けします。

 

チャイルドアカデミーは、
五行の自然の中で、
五感を使って様々なものを体験するという

「実体験」と、

お正月の元朝祭に始まり
大晦日に大祓祭祀が執り行われるなど、

「歳時記」に基づく、

祭祀を大切にしています。

 

12月は一年の締めくくりということもあり、

春に田んぼの種まきをして、

御田植えをし、

案山子を立て、

収穫をして、

新嘗祭を迎える

 

といった、ふとまにの里での歳時記、

一年のストーリーが感じられるような

一日となりました。

 

 

という形で、

一年の歳時記、

ストーリーがあります。

 

ぜひご覧ください。

ふとまにの里紙芝居

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ふとまにの里の5年間の歴史を
ストーリーにした童話【土と太陽】を
七澤清子校長に朗読していただきました。

懐かしい写真とふとまにの里の自然をありありと
描写したストーリーに惹き込まれ、
子供たちは興味深く朗読に没頭していました。

 

チャイルドアーツアカデミーが始まって、早5年。

 

ふとまにの里の成長と共に歩んできた
チャイルドアーツアカデミーの5年間を
皆で一緒に振り返りました。

鎮魂、お祓い

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【鎮魂を行う時の約束】

)一つ目
玉をずっと見つ続けること

)二つ目
動かない

)三つ目

お話ししない

 

【印の組み方】

右手が太陽。全部の指を丸くします。

左手が月。下から印を組みます。
それをおへその下ぐらいにある丹田に置きます。

 


先ほどまでの子供たちの賑やかな声がピタッと静まり、
静かで穏やかな時間を共有しました。

気持ちを整え、お祓いに臨みました。

 

今回、みなさんで奏上した祓詞(はらいことば)は、


【三種祓(さんしゅのはらひ)】
【身禊祓(みそぎはらひ)】
【一二三祓(ひふみのはらひ)】

 

です。

一つ一つの祓詞は、奏上する意味があります。

【三種祓】
先祖に感謝し、その存在を慰める祓詞

 

【身禊祓】
場を整える、自身を清める祓詞

【一二三祓】
創造への感謝を表す祓詞

 

月に1回のお祓い奏上でも、

続ける事で、祓詞を見なくても
いつの間にかスラスラと暗唱出来る子もいました。

 

継続する事の大切さを実感することができた場面でした。

豚汁作り

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ふとまにの里や地元山梨県で収穫された
農作物を使って、豚汁を作りました。

 

具材を食べやすい大きさにカットして、
鍋に入れ、グツグツと煮込みました。
心も体も温まる美味しい豚汁が出来ました。

 

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皆で力を合わせて作った豚汁は、
やはり最高に美味しいですね^^

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かかし鎮魂お焚き上げ

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今年一年、田んぼやふとまにの里、
地域をお守りいただいた、かかしに納められている
久延毘古命(くえびこのみこと)に感謝を捧げるため、
六種鎮魂をして、お役目を終えていただきました。

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お役目を終えたかかしは、1月にお焚き上げを行い、
大地に還っていただきます。

しめ縄作り

今年は、しめ縄とリースを作りました。

 

しめ縄は、基本に忠実な形で作り、
リースは、子どもたちそれぞれの感覚で、
各自、自由に作ってもらいました。

 

まず、半紙とはさみを使って、しめ縄に飾る紙垂(しで)を作ります。

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この「紙垂(しで)」には、とても大切な神様の教えがあります。

階段状になっている折り目のところが、
遠津御祖神(とおつみおやのかみ)を表しています。

 

「紙垂」は、自分自身がご先祖様の代表であること、一番身近なご先祖様はお父さん、お母さんであること、途切れることなくお祖父ちゃん、お祖母ちゃんに続きそれが神様の世界に続いていることを教えてくれている大切なものです。

 

【紙垂の作り方】

長方形の半紙を半分に折ります。山折りの所と開いてる所がありますが、山折りを手前にして、真ん中辺りを2/3ぐらいまで切り込みを入れます。

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今度は、開いている方を手前にして、真ん中の切り込みを基準にして、両側に一つ一つ2か所の切り込みを2/3ぐらいまで入れます。

山折りの方を自分の手前側にして、順番に階段状に手前に折っていきます。これで四つの垂れができます。逆向きもつくります。

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【しめ縄の作り方】

①藁のハカマ取り

根本の節の下をはさみで切ると、枝分かれしている下葉のハカマがスッときれいに取れます。
きれいにした藁を10本ほど選び、藁に水を吹きかけ、木槌で叩いて柔らかくします。叩くと藁が綯(な)いやすくなります。

 

②藁を綯う(なう)
※藁を1本により合わせる

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足で藁の根本を押さえ、藁を重ね合わせ、綯っていきます。

しめ縄は、綯うときに手を内側にして、福を呼び込めるよう、
左に綯っていきます。

輪飾りを作る

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綯った藁を輪っかにして、茎の部分を揃え、ちょうど半分ぐらいになるように少し手でなじませながら曲げると綺麗に折れます。


穂付きの稲藁と合わせてひもで縛ります。

 

輪っかの合わせ方は、穂がついた藁が輪っかの前に出るように通すのが白川の輪飾りです。

 

形を決めてしっかりと水引などで縛ります。

長めの水引を用意すると、壁に掛けることができます。

 

〜飾り付け〜

輪飾りに飾り付けをしていきます。

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うらじろ(裏白)と南天をつけ、十字にした麻ヒモで、
みかんが落ちないように結びます。

 

白川の教えには、

「器の教え」というものがあります。

しめ縄に飾る一つ一つの素材の

言霊の意味を確認しながら、

作りました。

 

南天は、縁起が良くて災い転じという意味があります。

みかん(橙)は、先祖代々、繁栄していきますように。

裏白(うらじろ)は、心に裏がないという意味で、
平安清明に通じます。

 

藁を綯う事は難しく、
最初はなかなか出来ませんでしたが、
講師の松田先生が一人一人手を重ね、
教えていただいたおかげで、

きれいに藁を綯う事が出来ました。

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難しい課題をクリアした事で、
一つの成功体験が出来たと思います。

 

実体験を通して、
しめ縄の意義を学ぶ事が出来ました。

年末はしめ縄を飾り、
年神様をお迎えしましょう!

という願いを込めて、
皆で協力しながらつくることができました。

ーーーーーー

 

チャイルドアーツアカデミー(CAA)では

子供たちの心の安定や情緒を育み、

子ども自身の「意志」をまっすぐ

伸ばしていくための

イベントやプログラムを

年間を通してご用意しています。

 

イベント開催時には

その情報をいち早くお伝えし、

今回ご紹介したような

イベントレポートも

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CAAのビジョンとともに、

どうぞこちらよりご確認ください。


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