言葉の“断捨離”が、人生の分かれ道をつくる!?

分かれ道

こんにちは。

essence編集部です。

 

節分を過ぎ、これから本格的に春を迎える

にあたって、

身の回りの整理をしたり

要らないものを手放したりするなど、

この時期は断捨離に力を注いでいる方も

多いかも知れませんね。

 

さて、「断捨離」というと

つい目に入る部分にばかり意識が

行きがちかもしれませんが、

 

実は、物理的な断捨離以外にも

目を向けたいことが

多く存在しています。

 

たとえば、

 

潜在意識は人間の意識のおよそ

9割を占めている

 

といった言葉もあるように、

 

ふだん自分では認識できていない部分の方

がむしろ現実に大きな影響を及ぼしている

と言われていますね。

 

これは断捨離にも当てはまることで、

目に見えていないエネルギーをクリアに

することによって、様々な変化が現れて

くることがわかっています。

 

そこで今回は、

目に見えないエネルギーをかたちづくる

重要な要素、「言葉」に焦点を当てた

記事をお届けいたします。

ーーーー

著者プロフィール:
内海昭徳

筑波大学で国際関係学、京都大学大学院で政治哲学・社会経済学を専攻。9/11テロを機に、人間の根本的な意識進化の必要性を感じ、大学院を中退。世界の真相と人間の意識の本質の探求を深める中で、メタ認識次元の叡智を掴み、科学と悟りの知恵を融合した人間開発と社会変革に長年取り組む。北米への事業の新規展開を担う過程で、2018年サンフランシスコで開催されたwisdom2.0に日本人初のエントリースピーカーとして登壇。シリコンバレーを中心に、テクノロジーの進歩と並走できる宇宙の普遍的真理の社会実装ニーズの高まりを予見し、独立。コンサルティングや組織研修、講演会、リトリート、ワークショップなど様々に取り組んでいる。

経営・人事・教育など、これからの時代の「人的資本経営」に関心を持つ企業人が集う企業エキシビジョン「ヒューマンキャピタル・ラーニングイノベーション」(主催 : 日経新聞、日経BP)に出展した。

著書『経営者のための悟りリテラシー講座』『タナトスの寂滅』ほか

2月3日の節分、そして4日の立春を機に、

新たな流れがスタートしました。

 

「節を分ける」という文字そのまま、

竹の節が変わるように、旧暦では晴れて

新しい年が明けた時期に当たります。

 

ですから本格的に2022年がスタートしたの

は2月4日から、とも言えますね。

 

さて、日本では昔から節分の日に豆まきを

して邪気を祓う風習がありますが、

この時期、ひとつの節目ということで

大晦日の大掃除のように、

身の回りの整理や部屋掃除をした方も

いらっしゃると思います。

 

また、こうした節目に良い流れを呼び込む

べく、広義の意味での断捨離に取り組まれる

方も少なくないのではないでしょうか。

 

今回は、そうした中で

意外と見落とされがちな、

 

「言葉の断捨離」について、

お伝えしたいと思います。

“断捨離”は、目に見える空間を
きれいにすること
だけに限らない!?

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「断捨離」と聞いて、

多くの方がイメージするのはおそらく、

部屋を掃除したり身の回りの整理整頓を

するなど、物理的な空間をきれいにする

ことではないかと思います。

 

有名なところだと、禅の世界。

 

禅の教えでは

 

「一掃除、二信心」

 

と言われているように、

信心に先んじて優先すべき大切なことがある、

それは身の回りを清らかに保つこと

(=掃除)であるとされています。

 

これは、古神道の教えでも同様で、

「祓い清め」が重要だといわれています。

 

全国に鎮座している神社は、

いつ訪れても清々しい気に満ちていて

場が清められていますが、

それはやはり物理空間を清めてくださる方

がいるおかげですね。

 

昔から、そのように清められた場、

神聖な空間にこそ神様をお迎えできる、

と言われており、

それは古神道の基本となる教えとして、

今に至るまで大切に受け継がれてきました。

 

では、目に見える物理空間ではなく

「言葉」の扱いは?と問われたとしたら、

どうでしょう。

 

もちろん、essenceの読者の皆様は、

日頃口にしている言葉、

私たちが普段から使っている言葉がいかに

大切であるかということを理解した上で

意識的に使っていらっしゃる方も多いと

思います。

 

しかし中には、無意識に、何気なく

言葉を使われている方もいらっしゃるので

はないでしょうか。

 

普段何気なく使っている言葉というのは

人それぞれですが、それらがどれだけ

自分の「人生そのもの」に

直接影響を与えているか、ということに

気づき、意識し続けている人というのは、

そう多くはないのかも知れません。

 

物理的な汚れであれば、目に見えるので

すぐにわかりますが、

言葉の場合は、見えるわけでもなく

視覚的に認識できるわけではないため、

発せられた瞬間に消えてなくなってしまう

ようにも思えたりします。

 

そのため、つい何気なく使ってしまうことも

少なくないのかも知れません。

 

しかし実は、その言葉の一つひとつは

たとえ目に見えなくとも

自分の無意識の中に蓄積され、

人と会話している時にも相手に

何かしらの影響を投げかけているのです。

言葉の使い方で、その後の方向性が決まる

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ここで一つ、わかりやすい例を

挙げてみましょう。

 

今、あなたがある道の岐路に立たされている

とします。

 

目の前には「右」、「左」という

二つの分かれ道があります。

 

もちろん、どちらを選ぶかは自分次第です。

 

でも、その時その瞬間の選択によって、

行き先はまるで違う方向に向かって行き、

またその先に広がる景色も全く違うものに

変わっていってしまいますよね。

 

これを言葉の世界に置き換えてみると、

 

私たちが普段、何気なく使っている言葉も

これと同じように、発する内容によって

瞬間瞬間行き先が変わってしまうのです。

 

つまり、

 

一つひとつの言葉の選択の積み重ねは、

たとえ目に見えなくとも

それが発せられる度に方向づけされ、

やがては人生の景色を大きく変えてしまう

 

ということです。

 

そう聞いたら少し驚かれる方もいるかもし

れません。

 

しかしよくよく考えてみれば、実際には、

そういうことなのです。

 

ここで、もう一つ例を挙げてみましょう。

 

一日の始まりを

「今日はこれをやらなければ、あれをしな

ければ」という気持ちでスタートする人と

 

「これをやりたい!あれをやってみよう!」

 

という人がいたとしたら、

 

どちらの方が、より良い現実を創造できる

イメージが湧くでしょうか?

 

大まかに言えば、前者は義務感、

「〇〇しなければ、〇〇すべき」という

価値観からの行動、

 

そして後者は「やりたい」という自発性

のもとに一日を始めることになります。

 

その後、どんな風に現実が変わっていくか?

ということは、

概ねイメージが湧いてくるのではないか

と思います。

 

それと共に、後者の言葉から一日をスタート

する人の方がエネルギーに満ち溢れ、

より充実した日を過ごせるイメージも

湧いてくるのではないでしょうか。

 

「〇〇しなければ」という義務感からではなく、

自らが行動することを望み、

主体的な意志を瞬間瞬間に言葉として

発する意識と習慣は、

 

「中今を生きる」

 

という、

古神道の深い叡智へとつながります。

 

これは、いわゆるゾーンやフローの状態と

も関係するので、力まなくても

自ずとパフォーマンスが上がることになり

ますし、主体性をもって好きなことを

やっていると意欲に溢れ、エネルギーも

高まるので、疲れも忘れてしまうものです。

 

それでは、まとめに入っていきましょう。

 

先ほど二つのパターンの例を挙げて見ましたが、

 

「一日のうちで、やることがある」

 

という大まかな設計図があることそれ自体に、

両者に大きな違いがあるわけではありません。

 

しかし、どういう言葉でスタートするのか、

どういう意志で、一日を過ごそうとしてい

るのか?という点では、まるで違いますね。

 

シンプルな心がけ一つ、

あるいは意志と言葉を発するあり方や

意識をほんの少し変えてみることで、

その後の方向性は全く違うものに

変わってしまうのです。

 

実際にご自身でも試しに実験してみようか

なと思われたら、

まずはぜひ良い言葉を意識的に使うように

して、そうではない言葉は思い切って

「断捨離」してみてください。

 

また、最初は発する「言葉」を変える

ところからでもよいのですが、

 

次のステップでは、

その「言葉」の奥にある「想念」や

「意志のあり方」にも意識を向けてみると、

より深い気づきや変容へとつながっていく

ことでしょう。

 

それと、言葉の断捨離をする際に

ひとつポイントとなるのは、

 

「良い言葉・悪い言葉」という風に、

二項対立的に否定して切り捨ててしまう

のではなく、

 

自分の意志が主体的に働かないなと感じる

言葉を客観視して、それを手放していく

イメージで行ってみるとよいかと思います。

義務感が「主体性」に変わると大きな転換が起きる

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一説には、人は一日のうちに6万回も思考し

ており、そしてその思考によって

「現実化」が可能になるとも言われています。

 

しかし以前にもお伝えしたように、

思考は「言葉」でできているのです。

 

ですから、日々自分がどのような言葉を

使っているのか、言葉とどう向き合って

いるのかによって、

現実を変えていくことができるのです。

 

とはいえ、最初は難しく考えずに、

小さなところから始めてみるのが

おすすめです。

 

たとえば、先ほど例のように

一日を始める言葉を変えてみることから

スタートされてみてはいかがでしょうか。

 

仮にやらなければならないことがあった

としても、その中に自分が楽しめる部分、

どんなに小さなことでもいいので

喜びややりがいを感じられる部分を

見つけることからスタートしてみると

よいかも知れません。

 

「やらなければ」という義務感が

「やりたい」という言葉に変換されると、

 

それだけでも変化が起こり始めます。

 

急に大きなことを変えようと思うと

苦しくなってしまいますし、

逆にできていない部分にフォーカスして

しまうことにもなりかねませんので、

 

まずは「マイナーチェンジ」ということで、

小さなことでもできるところから

試してみていただきたいと思います。

 

そうやって、主体的に小さなことを試して

言葉の自覚が磨かれていくうちに

様々な良いことが連鎖的に起こり、

人生が良い方向に向かってアップデートし

ていくことを自然と感じられることになる

でしょう!

 

――――

 

いかがでしたでしょうか。

 

ふだん、私たちはパッと見てわかるもの、

目に見えるものに意識が向きがちな傾向が

あります。

 

しかしそれとは逆に、

目に見えないもの、

その中でも代表格ともいえる

「言葉」にフォーカスしてみることで、

さまざまな変化が起こってくることが

少しずつ実感できるようになるでしょう。

 

そして内海さんにも後半で触れていただい

たように、大きな部分を大胆に変えようと

するのではなく、一つ、また一つと、

日常使っている言葉をできるところから

徐々に変え、まずは小さなステップを

踏み出すことが大事なポイントになります。

 

「ベイビーステップ」

 

という言葉もあるように、

小さな行動を積み重ねていくことで、

気づいたら大きな変化に繋がっていること

があるからです。

 

そしてそのことは、

 

最小単位から、

最大の創造を起こすことができる

 

という言霊のおはたらきにも

通じる部分があるといえるでしょう。

 

小さなことを疎かにせず、

目の前のことを一つひとつ丁寧におこなっ

ていくという生き方やあり方が、

やがて大きなエネルギーを生み出すことに

繋がっていきます^^

 

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