言葉も体も、最小限の力をどう使いこなすか？が重要！
以前、言霊の効果についての記事を執筆しました。
今日はこちらの記事に関連する内容で、「言霊の力」を発揮する上での大切なポイントについてお伝えしてみたいと思います。
「最小限の力で最大の効果を発揮できる」というテーマで考えてみると、言霊の力はもちろん、世の中でもこれに類する探求や開発が色々と連想されます。
たとえば最近のことで言うと、ChatGPTについてのニュースをよく見聞きしますが、適切な指示内容を言語で入力すれば見事な文章を出力してくれるという点において、ChatGPTは使い方次第でまさに「最小限の力で最大の効果を発揮」してくれるものだと言えるでしょう。
また、ここ数年ですっかりオンラインでの仕事が一般化したことに加え、各種SNSや編集アプリなどが充実していることもあり、企業のあり方、そして起業のハードルもひと昔前に比べてかなりミニマムになった感があります。
大きくて高額のオフィスや大規模な設備投資をしたり通勤のために毎日の時間やお金を費やさなくても、テクノロジーの進化のおかげで「最小限の力で最大の効果を発揮」しやすくなってきたように思います。
またこれについては別の角度からも言えることで、金子香織さんが記事でも触れられているように、体の扱い方、身体操作という点で見ても、「最小限の力で最大の効果を発揮する」ポイントがあるということがよく分かりますね。
体が本当に整うと、無駄な力を入れなくても体に備わった素晴らしい機能を最大限に引き出すことができるので、楽に、スムーズに体を使えるようになるばかりでなく、本来の力を発揮しやすい状態になるのでしょう。
私は武道を少しかじっていますが、武道の身体操作のポイントもやはり、いかに「最小限の力で最大限の効果を出すか？」ということが、昔も今も変わらぬ普遍的な本質だと思います。
現代社会は情報や方法論が本当に大量に溢れていますので、その中から本質の要素を洞察して、心と身体、仕事や富に直結する効果的な現実創造の叡智が求められるのは、きっと時代の流れなのでしょう。
さて、こういうことをつらつらと連想しながら現実変容や現実創造の叡智としての「言霊の力」について考えてみると、このようなことが言えるのではないかと思います。
言霊の力を最大限に引き出すための、３つのポイントとは？
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今回はポイント整理として、次の3つでまとめてみます。
① 余計なものをはらって、平らかな状態に整える
② 目には見えない情報場と結び合わせる
③ 隠れたシステムを自覚する
どういうことなのか、順番に少し説明していきましょう。
① 余計なものをはらって、平らかな状態に整える
平らかな状態に整える、ということを似た言葉で置き換えるとすれば、
断捨離する
引き算する
脱力する
ゼロ化する
といったイメージが重なります。
体はもちろん、身の回りの生活も、頭の中の考えごとも、オフィス環境も、同じような要素があらゆる場面に当てはまるのではないでしょうか。
「言霊の力」の効果についてお伝えする時、私が例えでよく使うのは、
「あれこれ書き殴って何が書いてあるのかよくわからない紙の上に更に何かのコトバを書いても、ごちゃっとしますよね」
ということ。
もしくは、「水面がバシャバシャと荒れた状態のところに石を投げ込んでも、水の波紋は全然綺麗に広がらないですよね」
ということです。
紙であれば綺麗な白紙の上にコトバを書いた方が、スッキリとその言葉の力が浮き出てきますし、水であればフラットに清らかな水面に石を投げ込むことで、同心円状に綺麗な波紋が広がっていきます。
「言霊の力」とは一言で、自分の心や自分の意識世界の中にコトバを発し、振動という波紋を広げることになります。
それゆえ、自分の心や意識をフラットな状態に整えることで、相応の効果が期待できるというわけです。
そのために古神道の深い叡智として、「祓い清め」の作法や「祝詞」が古くから受け継がれてきました。
自分が祓われた清らかな状態ーーつまり自分の中心に戻り、軸をクリアにしてあり方を整えることが、古神道の教えの最重要ポイントになります。
ただ、そこに至る道は人それぞれですので、私は別のアプローチとして、感情の整理のワークやカウンセリング、マインドフルネス、ヨガや瞑想など、ご自身の興味をもったものから取り組んでみるのも良いと考えています。
入り口はそれぞれなので、まずは自分に合ったもの、関心のあるものから初めてみて、自分自身が段階的に「余計なものをはらって、平らかな状態」に整えていけるあり方を深めていただけたらと思います。
次にこちらを考えてみましょう。
② 目には見えない情報場と結び合わせる
「情報場」というのはデータムグループでよく使う用語ですが、ITに置き換えるならweb空間上のデジタル情報の場というイメージ、心の面で言えば、ユングのいう集合的無意識と捉えていただいても良いと思います。
また、体は体で、金子さんの記事で触れられている重力の影響や骨格のバランスもあれば、ストレスの影響やホルモンバランス、脳のシナプス結合など、目には見えない身体における情報場が、いつも互いに影響を与えながら作用しています。
これは私たちが日常的には気づいていないだけで、確実に存在している世界です。
その証に、体に影響するそういった情報場の働きが現象化されると、身体の不調や快活さに現れてくる、ということが起こってきます。
言霊のはたらきもそれと同じで、そもそも言霊というのはシンプルにいうと「言葉の力」による振動の作用ですから、五十音の一音一音や、あるコトバが持つ周波数の特性をいかに効果的に発揮させるか？という視点で、データムグループでは言霊の振動を周波数研究として科学的に検証し、体系化させてきました。
昨今よく言われる量子論で考えても、あらゆる存在は量子振動をしているわけですから、その振動が結び合わされた「情報場」が現象に作用する可能性は大いにある、ということです。
というわけで、「言霊の力」を発動させるためには「目には見えない情報場と結び合わせる」ことが大事なのですね。
では、効果的に結び合わせるためにどうすれば良いのか？という疑問について、お答えしていきましょう。
いくつかの方法論がありますが、
①の平らかなあり方を整えつつ、振動の周波数が共鳴して結び合いながら「既に現象化された」ことを意識してコトバにする、というのがオススメです。
加えて言うならば、あまり力みや気合を入れすぎずに、心の質量をゼロにして、
「みんなのため、誰かの喜びのため」
ということを心の素として、コトバを発するのが良いと思います。
なぜなら、量子のレベルで見ても全ては絡み合い、一つに繋がり合っていますので、「自分が、自分が」という分断されたエゴ意識は、そもそも自然界の原理に沿っていないのです。
“隠れたシステム”にこそ、現実創造の最大の秘密が！
さて最後に
③隠れたシステムを自覚する、を押さえておきましょう。
ここでいう「隠れた」という意味は、普段は見たり聞いたり体で感じられるようなものではなくて、いってみれば、現象の背後に隠されたような「仕組み」がある、ということです。
デジタル空間で言えば、0と1で構成されるプログラミングの世界がシステムとして常に働いていますし、
体も常に、骨格、臓器、神経、ホルモン分泌、血液や気の流れなどの仕組み、システムに沿って動いていますので、目に見える世界でのパフォーマンスを上げようと思うなら、より良いプログラミングをしてみたり、より体の中の各要素の働きを整えたりしますよね。
同様に、言葉の力による現実創造のパフォーマンスを上げるなら、「言霊の力」の根源のシステムをよく理解して、活用するのが近道です。
ではそのために、というとこれもいくつかの大切なポイントがありますが、「余計なものをはらって、平らかな状態に整え」て、「目には見えない情報場と結び合わせる」ことを踏まえた上で、一つ、次のことを意識してみて下さい。
それは、自分自身が自分の世界を創造している主体である、ということです。
量子力学でよく言われる観測者効果も一つの大事な科学的視点ですし、神道ではよく「八百万の神」と言われるようにそもそもすべての存在が神ですから、全ての存在が、それぞれ神として自分の世界を生み出している、という世界観になります。
また聖書には、
「はじめにコトバあり。コトバは神なりき」
とありますが、それはつまり、コトバが現実創造を司る根源のシステムとして働いている、ということ。
つまり、コトバは自分の中から生まれてくるわけですから、自分自身が神としてコトバを生み、振動を、周波数を生み、現象を生み出している、というのがこの宇宙の「隠れたシステム」である、ということですね。
こういったポイントを自覚して深めながら、ご関心のある方は更に細かく深く「言霊の力」を活かす術を知っていくと、「最小限の力で最大の効果を発揮できる」という感覚が、着実に広がっていくと思います。
ぜひ、ご参考になさってみて下さい。
――――
いかがでしたでしょうか。
今回、内海さんには昨今のChatGPTの
動き、また量子力学の世界で明らかに
なっていることを踏まえながら、古神道
の教えにも通じる
「最小限の力で、いかに最大限の効果を
引き出せるか？」
というテーマについて、
解説していただきました。
一見すると、最先端の科学は古神道の世界は
結びつかないように思えるかもしれません。
しかし、本当に大事なことは
目に見えない深いレベルで、
しっかりと繋がっているのでしょう。
量子力学における振動が
言霊の発動する姿に通じるように
目に見えない世界、
つまり内海さんの言葉をお借りするなら
「隠れたシステム」を使いこなすことこそが
全てのもとにあり、それこそが
とても重要なカギを握っているのです！
ネット空間に、言葉が溢れている今だからこそ、
「はじめに言葉ありき」
という原点に立ち返ることで、
私たちは生きていく上で本当に大切で
本質的な視座を手に入れることができる
ようになるはずです。
言霊の力を引き出す3つコツ
① 余計なものをはらって、平らかな状態に整える
② 目には見えない情報場と結び合わせる
③ 隠れたシステムを自覚する
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