こんにちは
金子香織です。
前回の記事では、健康の3原則について触れました。
今回は前回の内容を踏まえて、続きをお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。
日々の活動で壊れた細胞を修復させるためには、適切な食事や睡眠が必要です。
極端に言えば、食事を摂らない、適切な量の睡眠を取らないなど、良からぬ生活習慣が蓄積された場合、細胞は適切に修復できず、いずれ体を壊すことにもなりかねません。
「活動」とは、朝起きてから寝るまでの間に行なわれている、すべてのこと。
家事や育児、仕事やエクササイズ、趣味や移動、人との会話など、全般を指します。
こうした日々の活動によって私たちの体はエネルギーを消費し、また細胞の破壊と再生が繰り返されることで日常活動が成り立っているわけです。
しかし、これらのサイクルに滞りが起きると、「疲労の蓄積」という形で活動レベルを低下させることになります。
そのため、
いかに日々の疲労を回復させるか?
という視点を持つことが重要になってきます。
健康を保っていく上で大事なポイントになりますので、ぜひ日頃から意識されてみてください。
ご自身の体を、どこまで知っていますか?
「疲労回復」という言葉を色んなところで聞く機会があると思います。
今では疲労回復に特化した様々な商品が出回っているので、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
私も仕事柄、そういった商品には目が向きますし、試す機会も比較的多くあります。
しかし商品の良さを感じながらも、やはり土台には「運動・栄養・休養のバランス」という軸があり、それが最も重要だということを実感しています。
さて、運動・栄養・休養のバランスと言われても、その判断が難しい、というのが実際のところなのではないでしょうか。
そのような方に対する私からのおすすめは、これら3つのバランスを見極める前に、まずは、
ご自身の体の状態を把握することから始める
ということです。
その理由は至ってシンプル。今の体調面を客観視した際になにか問題があるとしたら、その原因は3原則のどこかにバランスの崩れが生じている、と考えることができるからです。
つまり、体の現状把握は、その後の体調管理を見直すきっかけへと繋がることになります。
では、ここからは体の状態を把握する簡単な方法を、幾つかご紹介させていただきます。
ぜひご参考にされてみてください。
自分の体の状態を観察する「現状把握」から始めよう
その1.寝起きを観察する
朝、起床後の状態を見てみましょう。
・すっきり目覚めているか?
・疲労感が残っていないか?
・胃もたれや消化不良はないか?
・むくみはないか?
その2.爪や髪、皮膚の状態をみる
・爪が割れやすい、ボコボコしていないか?
・肌荒れはないか?
・髪質はどうか?
・目の下にクマはないか?
比較的簡単な方法を挙げてみましたので、早速、明朝から観察されてみてくださいね。
続いて、ここからは解説を加えていきます。
① 寝起きを観察する
寝起きの観察は、疲労の蓄積や回復度を把握するのに最も良い方法の一つです。
私たちの体は、就寝中に細胞の修復や脳の休息が行われ、その結果疲労が回復します。
寝起きの状態によって疲労回復の度合いが分かるのはそのためです。
寝起きが悪い、疲労感がある、むくんでいるなど気になる場合は、適切な栄養素が補われていない、睡眠不足や質の問題。または最適な運動不足などどこかにバランスの崩れがある可能性があります。
② 爪や髪、皮膚の状態をみる
爪や髪などの末端は、栄養素が最後に届く場所と言われています。
体は生命活動の優先度が高いところから順次修復が行われるため、爪が薄い、割れやすい、ボコボコしている等があれば、栄養素や睡眠不足などの原因が考えられます。
また肌荒れが続く、皮膚の傷口が治りにくい場合も同様に、修復させるだけの栄養素や睡眠不足が考えられます。
運動不足もまた血流に関係してきますので、そうした面からも日常を見直すことができるのですね。
■観察から見えてくること
今回ご紹介した観察ポイントはほんの一例ですが、体調面をチェックする習慣がない方にとっては、ご自身を知るよいきっかけになるのではないでしょうか。
ただ、初めてこのような見方をする方にとっては、ひょっとしたら観察すること自体が難しく感じられるかもしれません。
というのも、私も実際に現場で、「肩が凝っていることに気づけていない」「むくんでいることに気づけていない」「疲れが残っていることに気づけていない」という方々に遭遇するケースががよくあるからです。
ご自身の体に目を向けることに慣れていないと、体の不具合に気づけないケースもありますが、そのような方であっても、「体に意識を向ける」という視点に気づくことによって、徐々にご自身を観察ができるようになっています。
健康に興味関心、また何か手立てを考えている方は、ぜひ対策を練る前にまずはご自身の体の「現状把握」からスタートしていきましょう。
現状が分かると、その後の対応も見えてきます。
ただし、より数値的に客観視したい場合は、今では様々な機器で体をスキャンする方法や血液診断などもありますので、そちらをご検討されてみても良いかと思います。
最後に補足となりますが、運動、栄養、休養のバランスが健康状態に関わることは事実としても、それ以外に外的な要因の関わりがあります。そうしたことも含め、またの機会にお話しできるチャンスがあれば、お伝えしたいと思っております。
次回もぜひお楽しみに。
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いかがでしたでしょうか。
健康を維持するためには
「運動・栄養・休養」
の3つのバランスが重要だということを
踏まえて、
今回は、自分の体の現状把握をすること
の大切さについて、教えていただきました。
私たちの脳は、四六時中あらゆることを
思考し続けているため、ちゃんと意識しないと
体の状態をありのままに捉えたり、
体のサインに気づけなくなってしまうこと
もあるはず。
だからこそ日々の習慣の中で、健康の
指標となるいくつかのチェックポイント
があると、体に対する意識を取り戻す
きっかけになります。
金子さんが教えてくださった体の観察の
チェックポイントを、ぜひ今日から参考
にされてみてください。
ぜひお楽しみに!
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