本音が鍵!?無意識の行動心理学を上回る、最強の言霊とは《後編》

こんにちは。
essence編集部です。

 

前回の記事では、
「本音から出た言葉しか実現しない」
というお話をしてくださった佐藤さん。

とはいえ、中には
「自分の本音がよくわからない」という
方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社会生活をしていく中で本音を隠すこと
に慣れてしまうと、どっちがどっちか、
わからなくなってしまうこともあるかも
知れませんね。

そこで今回は、本音に気づくためにぜひ
活用したい香りの効果について、さらに
今日から習慣にしたいある言葉について
教えていただきました。

ーーーーーー

 

筆者:佐藤三知代


「アロマとマクロビの教室trois(トロワ)」主宰。トロワはフランス語で「3」の意味。「植物・食・言葉」の3つの力で、心も体も暮らしも健やかに、という思いのもと、アロマ・インストラクター、マクロビオティック・インストラクターとして活動中。アロマでは、ナード・アロマテラピー協会認定校として、アロマのプロを数多く輩出する傍ら、カルチャースクール、ワークショップなどで、アロマクラフト講座の講師としても活躍中。心、体、日々の暮らしの中に植物の叡智を活かす、メディカルアロマテラピーの魅力を幅広い年齢層の方に伝えている。また、マクロビでは、スイーツ教室や、陰陽五行をベースにした季節のフードセラピー講座などで、日本人のDNAが喜ぶ食を伝えている。

無意識と記憶にダイレクトに作用する「香り」

Portrait of a beautiful woman smelling a flower

では言葉を変えて、潜在意識(無意識)の世界にアクセスするためには、どうしたら良いのでしょうか。

 

その方法は、瞑想やデジタルを使ったメディテーションをはじめ様々な方法がありますが、自分の専門でもあるため、私からは、アロマを活用してみるということをまずはオススメしたいと思います。

 

私たちに備わっている五感。そのうち、「視覚、聴覚、触覚、味覚」の4つの感覚は、まず大脳新皮質=理性脳を介して認識されることがわかっています。

 

しかし、五感の中でも「嗅覚」だけは、大脳新皮質を介さず、0.15秒という速さで、生命を維持する機能、大脳辺縁系=本能に直接作用すると言われているのです。

 

これは火が燃える臭い、食べ物の腐敗臭などを理性よりも早く感知し、命を守るという人間の原始からの名残。嗅覚はとても原始的な感覚器であり、命を守るという本能に直結しているのです。

 

良い香りを嗅ぐと、心が緩みリラックスして、自然と笑顔になりますよね?

 

これは、大脳辺縁系にある扁桃体に、心地よい香りで「快」のスイッチが入るから。つまり、潜在意識が瞬時に活性化する、ということを意味しています。

 

本能が瞬時に「快」情報をキャッチして、安心、安全であると喜んでくれる状態になるのですね。

 

冒頭でお伝えしたように、私たちは社会で生きていくために、本音と建前を使い分けているわけですが、アロマの香りの力を借りることで、理性を介さずに、自分にとって本当に心地よいことを脳に知らせてくれるのです。

 

「快」情報を、本能にダイレクトに働きかけて作用してくれるアロマは、潜在意識を解放させ、本来の望みや本当の自分の思いを意識上に持ち上げてくれる力がある、と感じています。

 

ぜひ皆さんも、心地よい香りを感じながら、良い言葉、アファメーションなどの言葉を発してみてください。

 

この時、感覚的にしっくりくる場合は、本能が望んでいること。それは生きるために必要なことであるというサインになりますが、逆に、なんとなくしっくりこない、嘘っぽいな・・と感じたら、それもまた重要なサインになります。

 

それは、実は、本能レベルでは望んでいないことなのかもしれません。

 

こうした日常レベルのちょっとしたサインも手がかりに、人生を好転させる言葉を発するように意識してみていただけたらと思います。

 人生を好転させる、最強の言葉とは?

Create Your Future card with a beach background

潜在意識には、もともと人間が持っている「幸せに生きるための感覚・感性の情報が無数に詰まっている」とお話ししましたが、実はそれと同様に、もう手放しても良い経験や感情などの負の情報とも言えるものも蓄積されています。

 

そのため、潜在意識に幸せの記憶や情報の蓄積の比重が多い場合はよいのですが、負の情報の比重が多い場合、それらが重荷となって、人生を変えようと言葉を発しているにも関わらず、最初は違和感さえ感じることもあるかもしれません。

 

しかし、そんな負の情報を祓い清め、自分の根源、本来の自分とつながり、本能が望む生き方に変えることができる最強の言葉(言霊)があります。

 

それが「とほかみえみため」です。

この究極の言霊は、アファメーションとは別格。潜在意識を素の状態に戻し、本来の自分を思い起こさせてくれる「祓い言葉」なのです。

 

また、この言霊を唱えることで、潜在意識の深いレベルで、負の情報をリリースしてくれる効果もあるのです。

 

「と・ほ・か・み・え・み・た・め」という8文字を唱えるとき、ご先祖様と共に在ることの安心感に満たされ、さらに自然界、この宇宙の中で生かされていることへの感謝と謙虚な気持ちを呼び起こしてくれるだけでなく、「自分の中にすべてがある」という心強さを感じさせてくれます。

 

そんな感情と言葉で潜在意識が満たされた時、本音も建前もなく、意識の全てが統一され、過去の負の情報も望む未来も全てが一つに結ばれて、言葉が生まれる前の無の状態へと導かれる感覚があります。

 

「ふと思うは神心」という言葉がありますが、その時にふっと浮かんでくる言葉こそ、あなたの本音から出たもの。これは、直感を超えた「直知」の世界と繋がることでもあります。

 

「とほかみえみため」を唱えることで、あなたの生命力を生き生きと輝かせるための現実が目の前に立ち現れるように、自動的に世界が変わっていくと思うのです。

 

私自身この言霊を唱え始めてから、現実界で様々な「むすひ」が起きてきたということを実感しています。むすひは「結び」であり、現実を創造するための最初の起点となります。

 

その最初のエネルギーが、この言葉を唱えることによって起こってくるのです。

 

また、この言霊を唱え続けることで、魂が深く癒され、過去の経験やトラウマになっていたこと、嬉しかったこと、いいことも悪こともその全ての経験が、一つの方向を指していたことが見えてくるようになります。

 

誰もが傷ついた経験、悲しい記憶をもっていて、それは潜在意識の奥深くに眠っていますが、それさえも、本質に繋がる上でかけがえのないことだった、ということに気づくのです。

 

そして、そうした負の感情が癒されていくほどに、自分の使命やこれから進む方向も明確になってきて、人生がゆっくりとですが好転してきていることを実感できるようになります。

 

今、この言葉を大切にされている方、初めて触れられた方も、潜在意識という言葉を生み出す前の世界への意識を高めながら、「とほかみえみため」という美しい響きをぜひ脳内に、そして全身、細胞レベルで響き渡らせていただければと思います。

 

そうすればきっと、あなたの望む世界が目の前に現れてきますよ。

 

――――

 

​​いかがでしたでしょうか。

 

日本には昔から本音と建前の文化があり、

その風潮が続いてきたために、

 

「自分の本音をなかなか話せない」、

もっと言えば

「本音を優先するのはダメなのではな

いか…」

 

とある種の諦めや罪悪感を感じて、
自分の心の声を封印してしまうという方
も案外多いのかもしれません。

 

人間は、本能だけで生きる動物ではなく、

社会の中で生き、周りとの関係性を良好に
保ちながら生きていくことに意味を見出す

「社会的な生き物」という側面を持って

いるため、

 

好き勝手、本能のままに生きることは
できませんし、建前を大切にしなければ
ならない場面もあるでしょう。

 

しかし、だからこそ

「本音に耳を澄ませる」時間が大切なの

ではないでしょうか。

 

そして、建前や社会的な顔をつい優先

してしまうという方こそ、ぜひ

 

「とほかみえみため」を唱えてみて

いただきたいと思うのです。

 

佐藤さんもおっしゃるように、この言葉

を唱え続けることで、最初は本音か建前

かわからなくなってしまうな状況から

解放され、少しずつ自分の本音に気づく

ことができるようになっていきます。

 

さらに、本音からの言葉を発することが

できるようになるため、運命が好転し、

現実がより良い方向に向かって進んでいく

ようになります。

 

思い立ったが吉日!

 

ぜひ今日から早速、

究極の言霊「とほかみえみため」

を唱えてみていただけたらと思います。

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