使い方次第!「年齢を重ねるほど、体は軽くなる!?」
こんにちは
金子香織です。
私の20代は腰痛が酷く、長時間立っていることが苦痛でしかなかったのですが、年齢を重ねたアラフィフの今の方が立つことも歩くこともずっと楽に、そして体が軽く感じられるようになっています。
一般的には、「年齢を重ねるほど、体は老化していくもの」と思われがち。
しかしその概念に反して、歳を重ねると体が軽く感じられる。中には私のように、より体が軽くなったように感じられる方もいるのです。
では、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
今回は「体の軽さ」に関係する下半身の〇〇について、お届けしてまいります。
どうぞ最後までお付き合いください。
車の“アライメント調整”にも当てはまる、下半身の構造とは?
私は若い頃、スポーツカーが大好きで愛車にしていました。
最近はスポーツカー自体を観る機会もめっきり減りましたが、当時はそういった車が流行っていたこともあり、周りには同じような趣味を持つ友人知人が近くにいたのです。
そのような友人知人に囲まれていた影響もあって、車好きが集まるショップに出入りし、全く無知だった車のことを色々と教えてもらっていました。
さて、皆さまはタイヤやホイールといった車の足回りの部分に「アライメント調整」があることをご存じでしょうか?
こちらは長期間の走行によって車輪等の角度にズレが生じるため、それを整えるために設置された四輪の位置や角度などを整える、いわば車のメンテナンス機能です。
重い車体を支え、駆動輪としての役割を果たす車の足回りのアライメントが崩れたままずっと走行を続けていたら、燃費やタイヤの片減りが起きるなどして、走行に影響を及ぼしそう、ということがイメージできるのではないでしょうか。
そのような事態を防ぐため、そして安定的かつ安全に車を走行させるために、足回りのアライメント調整は車にとって、とても大切なメンテナスの一つになります。
では、これを人間に置き換えてみたらいかがでしょうか。
私たち人間の体も、長年の偏った動作や姿勢の癖などによって、関節は歪みやすい環境に置かれています。車の足回りを人間に当てはめて考えると、まさに「下半身」がそれに当たるというわけですね。
下半身の主な役割としては、
・体重を支える
・歩行や走行時、あるいは運動時などにおいて床から受ける衝撃を吸収する
・移動手段として駆動輪の役割
などがあります。
下半身がこれらの役割を果たす上でもしアライメントが崩れているとすれば、本来の役割を果たしにくく、体に負担を与えてしまいます。
安定的かつ安全に日々の動作を行うためにも、私たち人間の体も車と同様に、アライメントの調整やメンテナスは必要だということですね。
大きく2つのパターンに分けられる、体の歪み
アライメント調整、改善をする前に、まずは大前提として体の「歪み」についての知識や認識を正すことが大切になります。
体の歪みには、大きく分けて2つのパターンがあります。
その2つとは、「骨の歪み」と「関節の歪み」です。
この2つは、似ているようで全く違う歪みとなりますが、その違いを簡単に説明させていただきたいと思います。
まず「骨の歪み」は、骨の形に変形が起きている状態のことをいいます。
これは一言でいうと、構造物自体の変形、歪みが生じている状態。
代表的な例として、脛骨(すねの骨)は湾曲している方が随分といらっしゃいますが、これは骨の歪みが生じているために起こっていることなのです。
一方、「関節の歪み」は、関節の中で骨同士のかみ合わせが歪んでいる状態をいいます。
つまり筋機能などの機能性低下などによって、骨同士のズレや捻じれが出ている状態です。この場合はとくに、股関節に捻じれが生じている方が多いのですね。
さて、ここで重要なポイントがあります。
それは、骨格のアライメント調整に関わるのは「関節の歪み」である、ということです。
関節の歪みは、その原因が筋機能の低下や動作などの癖などが殆どですので(※事故などが原因の場合も一部ありますが)、それら生活習慣や筋の使い方を根本からしっかりと見直していくことによって、ずいぶんと改善させることができます。
ではここからは、下半身のニュートラルアライメントにフォーカスした内容でお届けしていきたいと思います。
下半身のニュートラルアライメントの重要ポイント
上半身のニュートラルアライメントに関してはこちら↓↓
最小限の力で最も最大の効果を発揮できる姿勢のヒミツとは?
ではここからは実際に、立位姿勢を想定して見ていきましょう。
上図を参考に説明していきます。
【下半身ニュートラルアライメントの指標】
《立位姿勢》
1 足を腰幅程度に開く(拳1個分くらい)
2 つま先は僅か外側に向く
3 骨盤は床に対し垂直に立つ
→お腹の横に出っ張った骨盤の腰骨があります。左右の腰骨と恥骨を結んだ▽が
床に対し垂直になります。
4 膝の向きは正面に向く
5 かかとの真ん中に体重が載る
立位では、かかととつま先の重心バランスが、「かかと6:つま先4」が理想です。
◇ポイント
横向きは右側の写真をご参考ください。
【横向き】
通常ニュートラルアライメントでは、腰骨と恥骨ラインが床に真っすぐ垂直に立ちます。
◇歪んでいる状態
骨盤が前に倒れ▽(腰骨―恥骨)が下方向へ向くのが、骨盤の前傾位。
骨盤が後ろに倒れ▽(腰骨―恥骨)が上方向へ向くのが、骨盤の後傾位、です。
骨盤が前傾・後傾のいずれの方向へ傾いたとしても下半身のアライメントに影響が出てきます。そのため、立った際には骨盤を床に対し真っすぐに立つことが理想となります。
なお膝の向きは、内側方向へ向き(大腿骨が内旋しているため)になっている方が多く、股関節に捻じれが生じています。
年齢を重ねると逆に外側方向へ向く(大腿骨が外旋)傾向がありますが、これはどちらの場合も、股関節に歪みが生じている状態です。
下半身に歪みがある方は、ニュートラルアライメントを取ろうとしてもその体勢が取りづらい、無意識とはいえ力が入って負荷がかかっているなど、どこか不安定な感じがあると思います。
もしそのような感覚がある場合は、どこかに関節の可動性や筋肉の収縮性、安定性など機能的な低下がある証。
だからこそ、いつも「ニュートラルアライメント」を意識してみることが大事です。
とはいえ、最初から意識するのは難しく感じられるもの。
そのためまずは、「骨盤を床に対して垂直に立てる」ことから始めてみましょう。
次回以降は、下半身の歪み改善に効果的なエクササイズをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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いかがでしたでしょうか。
今回の記事から、
下半身が私たちの体にとってどれだけ
重要な働きをしてくれているのか?
ということが、よく理解できました。
下半身には
・体重を支える
・歩行や走行時、あるいは運動時などに
おいて床から受ける衝撃を吸収する
・移動手段として駆動輪の役割
という役割があるそうですが、
これだけでも「体の要」としての機能の
重要性がよく伝わってきますね。
その大事な体の下半身ですが、
大半の方は日常生活の様々な影響から、
歪んでしまっている状況だと言います。
しかしそれをはっきりと認識して、
ニュートラルアライメントの状態に
近づけるよう意識していけば、必ず体は
応えてくれるのだそう。
そうなると、
「年齢を重ねるほど体が軽くなっていく」
ことも夢ではなくなるということですね!
これはとても希望の持てる話です^^
次回はいよいよ、下半身の歪み改善に
効果的なエクササイズを教えてくださる
そうなので、ぜひお楽しみに。
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