全てはここから始まる!?立春エネルギーを最大限に生かす、3つの暮らし知恵

こんにちは。
essence編集部です。

私たちの命は自然のエネルギーによって
生かされています。


それゆえ、地球や宇宙のリズムや循環の

サイクルは、ふだん意識していなくとも、
実は目に見えないところで私たちに多大
影響を与えています。

 

なかでも重要なのが、「旧暦」のリズム。

 

そして旧暦では、立春に一番近い新月の日を
「旧正月(旧暦1月1日)」とするの
が一般的、
と言われています。

 

そこで今回は、自然本来のリズムでは

「新しい一年の全ての始まり」という
意味を孕む立春について、そしてその
大切な日を迎えるにあたっての心構えと
その前にぜひ実践しておきたいことに
ついて、佐藤さんが教えてくださいました。

ーーーーーー

 

筆者:佐藤三知代


「アロマとマクロビの教室trois(トロワ)」主宰。トロワはフランス語で「3」の意味。「植物・食・言葉」の3つの力で、心も体も暮らしも健やかに、という思いのもと、アロマ・インストラクター、マクロビオティック・インストラクターとして活動中。アロマでは、ナード・アロマテラピー協会認定校として、アロマのプロを数多く輩出する傍ら、カルチャースクール、ワークショップなどで、アロマクラフト講座の講師としても活躍中。心、体、日々の暮らしの中に植物の叡智を活かす、メディカルアロマテラピーの魅力を幅広い年齢層の方に伝えている。また、マクロビでは、スイーツ教室や、陰陽五行をベースにした季節のフードセラピー講座などで、日本人のDNAが喜ぶ食を伝えている。

こんにちは。
佐藤三知代です。

新しい年が始まりましたね。

「風の時代」への移行が本格的に進む中、essenceの読者の方にぜひ意識していただきたいのが、「立春」という節目。

 

旧暦では、立春の前日までを「冬(冬土用期間を含む)」とし、立春を境に「春」に転じる、とされています。

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冬至に復活した「太陽エネルギー=生命力」は、夏至に向かってどんどんと力を増していきます。いわば「春」は、その太陽の力を受けて、地球上の動植物が一斉に活動を始める「再生の季節」。

 

立春は読んで字の如く、その春が「立ち上がる」ときであり、「自然界のあらゆる事象が巡り始める起点」なのです。

 

旧暦では、立春に一番近い新月の日を「旧正月(旧暦1月1日)」とするのが一般的です。「立春からが全ての始まり」という意識を持って、新たなスタートを切りましょう!

 

以前の記事でもお伝えしていましたが、暦の節目を意識して、そのエネルギーをうまく活用できるようになれば自然界のリズムと共鳴しやすくなって、より物事の巡りがスムーズに、良い流れにのっていけるようになりますよ。

 

そこで今回は、この立春に合わせて整えていきたい「心・体・暮らし」の中でも重要な「住空間の整え方」をお伝えいたします。

 

住空間は、心と体を養う暮らしの土台部分。ぜひ今日から立春までの間、ぜひこれからお伝えすることを意識してみてください。

 

それでは早速、まいりましょう。

モノと向き合い、空間を祓う

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私たちは「食べる・自分の体に転化する・排泄する」という循環、つまり新陳代謝を繰り返すことで命を繋いでいますが、これは住空間においても同様です。

 

「モノを取り入れ、暮らしに活かし、廃棄する」というモノの循環と新陳代謝をスムーズにすることで、家全体が健やかな状態を保つことができるのです。

 

体内に老廃物が溜まったままの状態は病気やトラブルの原因になるのと同様に、住空間に不要なモノが蓄積されていると、それらはやがて「老廃物」となって、どんどん空間を占拠していきます。

 

モノに占拠された空間は息苦しく、自由度がなく、風が滞り、邪気が滞留する「澱みの空間」となっていき、心にも体にも良い影響をもたらしてはくれません。

 

体のデトックスを意識するのと同様に、住空間もデトックスしていきましょう。


まずは、住空間に蓄積された「モノたちとの関係を見直す」ことです。

 

不要なモノは手放し、必要なモノたちを暮らしに転化して活かし切り、「新陳代謝する空間」、「循環する空間」を作ること。


不要なモノから出る邪気が祓われ、命を失っていたモノが輝き出し、澱みが消え、風が流れ始め、家全体の命が輝き出します。


不要なモノを一つ減らせば、必要な情報やモノ、人のご縁が一つ入ってくるとも言われますが、清まった空間には、風が循環し、良い「氣」が流れ込んできます。住空間のデトックスは、「空間を祓うこと」でもあるのです。

掃き清めて空間を浄化する

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住空間のデトックスのもう一つの鍵は、「掃除」です。

 

「モノとの関係を見直す」ことで、必要なモノがスッキリと収まり、あるべきところでしっかりと機能している状態になれば掃除がしやすくなりますし、「掃除をしよう!」という気持ちも起こります。

 

掃除は「清掃」とも言うように、その本質は「掃き清めること」にあります。

 

清掃とは、住空間に存在する目に見えるモノと、目には見えない空気を同時に清め、浄化することです。そのような意識を持つことで、掃除は億劫で面倒な「作業」から「価値のある儀式」に変わっていきます。

 

もう一つ、掃除をするときに意識していただきたいことは、住空間の外の世界です。家(住空間)は人を入れる空間ですが、家を含む空間は自然界であり、宇宙空間です。

 

こうして俯瞰してみた時に、掃除や生活で流れ出る排水が与える自然界への影響を意識することも大切なことだと思います。

 

私は十年来「ナチュラルクリーニング」という方法で家の掃除をしています。

 

これは、合成洗剤を使わず、自然界にもともとある物質である「重曹」を中心に自然環境に負担の少ない掃除になりますが、それをずっと続けています。

 

自然環境と住空間との関わりを意識した掃除のあり方も、これからの時代、必要になってくるのではないかと思います。

住空間は、私たちの一番身近なパワースポット

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神社を訪れると、いつも心地よい氣の流れとエネルギーが充填されている感覚を覚えます。

心は素の状態に戻り、体もリラックスできて、呼吸も深くなり、モヤモヤした感情も手放しやすくなって、「なんとかなるさ」という気持ちになってくるのではないでしょうか。

 

神社に不要なモノは存在しません。

これは、木々から放出される濃密で清らかな空気と香りからの恩恵はもちろん、すみずみまで行き届いた清掃によって、邪気が祓われ、清々しい氣がその空間全体を満たしているからなのでしょう。

 

空間が整うことで、心も整います。

 

また、心を整えるためには空間を整えることが大切になってきますが、「住空間を整える」ということは、モノを最適化し、モノも空間も同時に浄化することで、心も体も清めるための土台を作ることにも通じます。

 

家全体を、神社のような空間、一番身近なパワースポットに変えることともいえますね。

 

神社は人の心を清々しい空気で満たし、神社で発動する意志は宇宙全体に響き渡っていきます。

 

みなさんもぜひ、住空間のデトックスを始めてみてください。

 

私たちの心と体を宿し、暮らしの入れ物である「住空間」を、宇宙にもつながる、祓い清められた清々しい空気で満たしていきましょう。

 

 ――――

​​いかがでしたでしょうか。

 

立春は、旧暦における一年の始まりに
あたる時。

 

だからこそ、その節目の時を迎える前に、
心と体を養う暮らしの土台部分である
「住空間」を整えることが大事になって
くるのですね。

 

今回の記事では、佐藤さん自身の丁寧で
豊かな暮らしぶりが伝わってくるような
内容で、読んでいるだけで心が洗われた
ような気持ちになりました。

 

素の状態から出た純度の高い言葉によって、
すっきりと「祓われた」ような感覚
です^^

 

そして「掃除は清掃というように、
掃き清めることが本質」という言葉も心に
深く響きました。

 

見えるモノと同様、見えないエネルギー
も一緒に清めることで、本当の意味での
お掃除が完了するのだと感じた瞬間です。

 

心穏やかで軽やかに
新春の第一歩を踏み出せるように、
今から住空間をしっかりと整えていきま
しょう!

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