昔からSDGsが自然に根付いていた日本/ことほぎの輪③

こんにちは。
essence編集部です。

「ことほぎ」から始まる世界とは?

 とくに2019年に始まった
コロナ・パンデミック以降
数年のあいだ、

社会情勢は大きく揺れ動き、
インフレをはじめ国際秩序を
揺るがすような事態により
世界は今まさに混迷を極めています。

 
そんな時代に、未来を照らすカギと
なるのが「ことほぎ」です。

「ことほぎ」とは、「寿ぎ」。


夢をつなぎ、希望をつなぐ、
この「ことほぎ」の叡智を知ることで、
絶望が光に変わります。

 
私たちデータムグループでは、
これまでに古代から受け継がれてきたこと、
日本文化の奥深くに眠る叡智を
さまざまな形でお伝えしてきましたが、
今この混迷の時代だからこそ開示できる
情報があると確信し、
満を持して「ことほぎの輪」講座を
スタートいたしました。

「ことほぎ」

 

それは、多くの人にとって
なかなか馴染みのない言葉
なのかもしれません。

 

しかし、こちらのessenceで
発信していく情報や、
これから順次ご紹介していく講座の
プレセミナーをご覧いただく中で、

なぜ今「ことほぎ」が大事なのか?

ということが、
少しずつ明らかになっていくことでしょう。

 

そこでまずは読者の皆さまに早速、
プレセミナーの一部を
ご覧いただきたいと思います。

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講師:
石原政樹

neten株式会社 顧問
一般社団法人 白川学館理事

禅僧であった祖父の影響で、幼少期より禅や各種瞑想に親しんできた。20代後半、10時間を超える瞑想中にエネルギーが覚醒、一切の存在と融合するという神秘的な体験を経験。その後、少林拳、少林武術、太極拳、古武術、レイキ、気功、気導術、ヴィパッサナー、肥田式強健術など、東洋の叡智を積極的に学ぶ。

日本の伝統文化に隠された叡智を活用し、実社会において、内面も外面も充実させて生きるための研究に従事。ここ数年は、それらの成果を世界に広めるプログラムのリードに尽力 している。

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 講師:
内海昭徳


株式会社ロンズデーライト代表取締役
人財育成・組織変容コンサルタント/ 研修講師 / 著述家
neten株式会社客員研究員 / tenrai Inc.取締役副社長兼CLO(Chief Learning Officer)

筑波大学で国際関係学、京都大学大学院で政治哲学・社会経済学を専攻。9/11テロを機に、世界の根本的なパラダイムシフトの必要性を感じ、大学院を中退。
人間の意識変容の本質探求を深める中で、メタ認識次元の叡智を掴み、科学と悟りの知恵を融合した人間開発と社会変革に長年取り組む。
2018年サンフランシスコで開催されたwisdom2.0に日本人初のエントリースピーカーとして登壇。シリコンバレーを中心に、AIやDXなどテクノロジーの進歩と並走できる人間の意識変容の社会実装ニーズが高まる潮流を実感し、独立。
日経主催の企業エキシビションへの参画なども通して、人的資本経営への悟りの智慧の実装を提唱しつつ、個人・法人向けのコンサルティングや組織研修、各種セミナー、出版サポート、リトリート、ワークショップなど様々に取り組んでいる。

著書:『ビヨンド・ティール』『経営者のための悟りリテラシー講座』『タナトスの寂滅』『タオ・リズム(共著:福田純子氏)』ほか

 

二元論で善悪を分けてしまうと・・?

内海さん:

「後戸」が開いて禍事(まがごと)が、良くないことが起こるエネルギーが渦巻いていて、こういう禍々しいエネルギーが出て、地震が起こって人が死んでいくって、良くないことだと思う方が多いと思うんです。だから、普通だとそういう風に見やすい、認識しやすいと思うのですが。

 

でも、そういうふうに見ると、あの映画の本質を見誤るというか。その深さや、本当に伝えたいメッセージのコアな部分が見えないままに終わってしまうのではないかと思って。

石原さんが以前、その日本語って自他の区別がないということを仰っていましたけれど、善と悪で分けて見るという捉え方や物事の見方は、どうしても私たちの中にありますよね。

 

石原さん:

はい。

 

内海さん:

そうなると、たとえば死者の思いを鎮めなきゃいけないぐらい、たとえば場が汚れてきているだとか、ネガティブなエネルギーがあるとか。あるいは地震が起こるぐらい、その自然の中で、物凄くこう、溜まり溜まった負のエネルギーがあるとか。これは良くないことだって思って、それを収めようとか封印しようっていうふうに、普通は考えると思うんです。

 

しかし、それが自分の心だったり、いや、こんな感情は駄目だとかっていう形で二元論で善悪を分けてしまうと、「見たくないものは蓋をしてしまえ。封じ込めて鍵をかけてしまえ」という発想になってしまいますよね。でも、そういう見方ではできない奥深いものが、この映画の中にあると思っているんです。

 

だから、この辺りの、エネルギーの本質のようなものを、「ことほぎ」の中で話せたらいいなと思っているんです。石原さんは、どう思われますか?

 

日本には昔から、SDGsが自然に根付いていた

石原さん:

そうですね。やはり日本は、四季が豊かで自然に恵まれているーーそれは恵みの一方で地震のような災いもあるという意味も孕んでいるけれども、国土の特徴としてそういうところが顕著だと思うんですね。

 

そういう中で、これはこれからの私たちの課題でもあると思うんですけれども。だからこそ、自然を尊び、仲良くやっていこう、調和していこうというところで、祝詞の原型ともいえるような「八百万の神」、すべてのものに神が宿る八百万に繋がるような考え方が、やっぱり出てきたなというのがあると思うんですね。

 

住んでいる地域の気候風土によって、気性が変わるということは大いにあると思うのですが、

色々ある中でも、そういう中でもお互いを理解しようとする心を持って歩み寄り、仲良く暮らすことができればいいなと。

 

そういう中で自然と分かち合える心、そういう八百万の精神というものが、ルーツを遡ると、我を忘れている時さえも冷静になれたりとか。希望を持てたりするきっかけになるので、その辺りが一つのポイントかな、という感じはします。

 

内海さん:

そうですね。八百万の精神というのは、多分誰しもが耳にしたことあると思うのですが、現代風に言うと、何かちょっと違う言葉のように聞こるかもしれませんが、たとえばSDGsだとか企業に於いてはESGだとか、今、環境との共生調和ということは、世界的な課題になってきている流れがありますよね。

 

※ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉。

 

でも、日本人の感覚だとそういうものは元々あったもので、昔から自然に大切にしてきた感覚だと思うんです。ただ、逆に言うと近代になってそういう感覚が薄まってきて、それこそ色々な建造物が立ったり、一時は人が集まったような行楽地があっても、どんどん廃れていってエネルギーがなくなって活気がなくなってしまっている、ということはありますよね。

 

だからこそ、そういう廃れていく状況に対して、ある種のアンチテーゼの意味もこの映画にはあると思っています。そういう意味も含めて、元々日本人が持っていた過去の先人たちが積み重ねて残してきた知恵に、どう向き合い、どう生かしていくか?ということが、これからますます大事なテーマになってくると思うんですね。

 

 

石原さん:

まさにおっしゃる通りだと思います。

 

 

内海さん:

この時代ならではの課題とどう折り合いをつけて行くのか?というテーマについて、またお話ししたいと思います。

 

それからもう一つ個人的にすごく印象的だったのは、新海さんの映画は、必ず男性・女性のね、この対、ペアでパートナーで出てくるんですよね。この辺りについて、どう思われますか?映画を読み解く上で、重要な鍵になると思うのですが・・・。

 

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いかがでしたでしょうか?

 

地震や台風、大雨や洪水などは、一般的には自然災害、人に災いをもたらすものと考えられていますが、それを「悪しき存在」とし、封じ込めてしまうのはどうか?と、内海さんが問いを立てるシーンがとても印象的でした。

 

前回からつながる「エネルギーのひみつ」は、まだ解き明かされていませんが、善悪を分けず、災いもまた自然から発生したエネルギーの一つ、と捉えてみるとまた物事に対する別の視点が生まれてくるかもしれません。

 

そして昔から自然とともに生きてきた日本人は、本来は、起こる現象に善悪をつけずに受け止める心を備えていたのです。

 

それからもう一つ、内海さんが最後に
「新海さんの映画は、必ず男性・女性の対、ペアでパートナーで出てくる」という意味深な言葉を残しています。

 

こちらも映画の重要な鍵となりそうなお話。

 

男性と女性のペアの話は、無料登録後の動画でご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!

 

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