五千本以上の苗を一本一本手で御田植え!6月チャイルドアーツアカデミー(CAA)開催レポート〜

こんにちは。
essence編集部です。


自然と触れ合い、
日本の伝統文化や神事としての「お祭り」
を体感することで、


子どもたちの豊かな感性や倫理観、
想像力を育むことを目的に活動している
チャイルドアーツアカデミー(CAA)

 

今回は、6 月3日行われた
御田植え祭の様子をレポートします!

日本人の主食となっているお米を
苗から一から植えて育てることは

日本文化を体感すること

そのもの、といえます。

子どもたちは、
そのような貴重な体験をすることで
食の喜びやありがたい!という気持ちが
何倍にも大きくなることでしょう。

今回は、なんと五千本以上の苗を
一本一本、手植えをしました。


自然に親しみ、
文化をつくるところからできるのは、
その一つひとつが本当にかけがえのない
体験です。

レポートをお写真と共にお楽しみください^^

御田植えワークショップ

)斉藤祝殿宮司のお話

 

斉藤宮司:
今回は、みんなと一緒に「御田植え」を行います。

 
「ご飯はいつも食べてるよね?」

 

子供たち:
はい!

 

斉藤宮司:
白いご飯を主に食べてると思うけど、

バケツの中に浸かっているこの苗は、

白いご飯の子どもです。

 

この苗が大きくなって、
穂(実)を着けて稲になります。

 

そして穂が大きくなると籾(もみ)になって、秋に収穫します。

 

収穫した籾を茎から取って、籾の皮をむき、精米すると、

みんながよく食べる白いご飯になります。

 

稲の中で子供に当たる苗を、みんなで田んぼに植えます。 

 

自然のお働き、雨やお日様、風など。

 

稲作りに携わるいろんな方々のおかげで、

今年の秋に実り豊かな稲として出来上がるんですね。

 

無事に収穫出来るまで、みんなで見守りましょう。

 

11月に新嘗祭(にいなめさい)という

大事なお祭りがあります。

 

神様に稲をお供えして、感謝して、

神様と一緒にいただきますと言って白いご飯を食べます。

 

11月まで続くお米の物語が今日始まるので、

そういう意味でも、みんなで力を合わせて、
御田植えを行いたいと思います。

 

実際に田んぼの中に入って、

ヌルヌルした土の感覚を体験しながら、

苗をひとつひとつ丁寧に植えてみてください。

 

今日は、お米と繋がりのある御田植祭を行います。

 

みんなで元気よくお祓いを行い、

田んぼに苗を植えて、

美味しいご飯も食べて、

今日も一日楽しく一緒に過ごしましょう。


)古事記紙芝居

図2

七澤清子先生から、古事記の紙芝居天孫降臨のお話を朗読いただきました。

 

紙芝居後のお話


大祓で大事なことは、

この国で考えられるあらゆる罪、悪いことが祝詞に全部書き出されています。

 

でも、それらの罪は、祓い清めるによって

最後には全て無くなって清まったんです。
 

 

『残れる罪は不在者ぞと』というのは、

残れる罪はもう何もないです、全部きれいになりましたよという意味です。 

それが、大祓。

大祓をやり終わった後は、

ほんとに鎮まります。

 

鎮魂やった後みたいな状態になるから、

ぜひ最後まで頑張ってやり抜いてほしいです。

)玉苗の献饌

図3

みんなで御田植祭に献饌(けんせん)する玉苗を
お供えしました。

 

※献饌けんせん)とは?
神様にお供えをすること。神様にお供えするものだから、心を込めて、お供え物を作ります。

 

御田植えでも使う玉苗を
丁寧に盛り付けて、美しく整え、

きれいにお供えしました。

 

)鎮魂
【鎮魂を行う時のお約束】

図4

)一つ目
玉をずっと見つ続けること

)二つ目
動かない

)三つ目

お話ししない

【印の組み方】

右手が太陽。全部の指を丸くします。

左手が月。下から印を組みます。

それをおへその下ぐらいにある丹田に置きます。

図5

 

御田植祭(CAAは電子祝殿から参加)

チャイルドアーツアカデミーのお友達は、
電子祝殿を通して祭祀に参加していただきました。

 
画面越しからも祭祀の雰囲気をお伝えすることが
できたと思います。


神様に、献饌した苗を田んぼにお田植えいたします、
秋に無事お米を収穫し、五穀豊穣を

お祝いさせて頂くことを、ご報告しました。

御田植え

)御田植え前の清子先生のお話


いよいよ御田植え!
御田植えに入る前には、清子先生からのお話がありました。

〜〜〜

清子先生:

チャイルドアーツアカデミーでは、

古来より伝わる古神道をベースにした日本の伝統文化を、

子どもたちに分かりやすい形で伝えていきたいという思いで

主催しております。

  

おばあちゃんの知恵袋ではありませんが、

日本の古神道の中には、日本の叡智がたくさん詰まっていると思います。

 

世界に出た時に私とか僕のルーツはこんなものだよっていうのを、

みんなに伝えられるように、アイデンティティを持って

世界に羽ばたいてもらいたい思いがあります。 

 

日本の別名を知っていますか?

豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)と言います。

 

これは稲穂が瑞々しく育って

豊かな国という事を象徴しています。

 

その豊葦原瑞穂国を、一番最初、天照大御神が

邇邇藝命に天孫降臨で地上に降り立つときに、

三種の神器とともに一緒に稲穂を持たせたと言われています。

 

そこで大切なのは、食べ物じゃなくて稲穂、

種を渡した事なんです。

 

食べ物は、食べたらなくなりますよね。

 

稲の種を持たせていただいて、

それを蒔いて生産するという事は、

人からものを奪う必要がないという事です。

 

すごく大切なことですね。

 

戦争は人からものを奪うことで始まってしまうので、

やっぱり平和をすごく大切にしているのではないかなと思っています。

 

)ふとまにの里で、御田植え

図6

御田植えをする前に、
斉藤祝殿宮司が田んぼに火打ちをして、
神聖な場を作ってから、
初植えをしていただきました。

 

御田植えは、御田植祭に参加された白川学館の会員様と
一緒に行いました。

 

ぬかるみの中の手植えは重労働ですが、
一本一本丁寧に植えて、みんなで協力して、
御田植えをやり遂げました。

図7

みんなで協力することで、一体感が生まれ
一つものが出来上がります。

気持ちを一つに御田植えができて、
本当によかったです。

実りの時が、今から本当に楽しみです^^

図8

図9

じゃがいも収穫

図10

3月のCAAで植えたじゃがいもを収穫しました!

種イモに、美味しいじゃがいもになった
イメージの言葉やイラストを
書いた【言霊の畝】のじゃがいもは、
それはそれは、大きないもに育ちました^^


前日の雨でドロドロの土でしたが、
みんなじゃがいもを見つけると、
夢中で掘り起こしている姿が
とても印象的でした。

 

じゃがいもは、参加者の皆さんに
お土産でお持ち帰りいただきました。

 

自分たちで植えたじゃがいもは、
格別の美味しさ。

やっぱり美味しいですね!

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チャイルドアーツアカデミー(CAA)では

子供たちの心の安定や情緒を育み、

子ども自身の「意志」をまっすぐ

伸ばしていくための

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年間を通してご用意しています。

 

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