今が旬!夏バテ予防にもぴったりの「梅」レシピと 万葉集の梅花の歌とは?

木の背景に古いレシピノート

こんにちは。

essence編集部です。

 

6月は梅雨の時期ということもあって、

雨や曇りの日が多く続いていますね。

 

そんな空模様もあって、

 

なんとなく体が重くてダルい…

気持ちもパッと晴れないなど、

 

この時期特有の、

心身の不調を感じていらっしゃる方も

多いのではないかと思います。

 

しかし、そんな時にこそ活用したい、

おすすめの食材があります。

 

それは、ズバリ「梅」!

 

今回は梅の効能や歴史、

毎日を元気に過ごすための

美味しいレシピもふまえて

お届けしたいと思います。

梅は豊富な栄養素を含む食材

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梅といえば古くから

万能薬として重宝されており、

 

代表的なところでいうと、

梅に豊富に含まれるクエン酸、

ビタミン類による

疲労回復、防腐・殺菌作用などが有名ですね。

 

それから、梅といえば

これからの季節、本格的な夏を迎える上でも

まさにピッタリの食材です。

 

「夏バテ対策には梅がいい」

 

と昔からよく言われているように、

とくにこれからの夏真っ盛りの時期に、

梅は、まさになくてはならない存在

だと言えるでしょう。

夏バテ予防にぴったり!かんたん梅レシピ

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この時期になると、

梅酒や梅ジャム、梅ジュースなど、

梅にまつわる商品が

スーパーの店頭にも多く並んでいる様子を

多く見かけるようになりますね。

 

かくいう私も、

梅雨から夏にかけての時期は、

一年の中でもとくに梅を多く摂る時期で、

近年は、自家製の梅シロップを作ることもあります。

 

昔は母に全部お任せしていて、

毎年夏になると特製梅ジュースを

夏バテ予防のために毎日いただいていましたが、

ある時思い立って作ってみたら

意外と簡単にできて、ビックリでした。

 

レシピも、いたって簡単。

材料は旬の青梅と氷砂糖だけあればよく、

少しだけ下処理が必要になるものの

その後は少し大きめの保存瓶に

梅と氷砂糖を適量入れて

2〜3週間寝かせておくだけなので、

誰にでも簡単につくることができて、

かなりオススメです。

 

ちなみに私はあまり甘すぎるものが苦手で、

甘さ控えめの、梅本来のさっぱりした酸味と

スッキリした味わいが生きた

梅シロップがつくりたいとずっと思っていたので、

 

自分でつくる場合は

氷砂糖の量を調整するだけでOK、

これはいい!と、すっかり気に入っています。

 

夏はこの梅シロップをグラスに少量注ぎ、

水と氷を入れていただいていますが、

これはやみつきになります。

(たまにバニラアイスにかけて食べることも^^)

 

美味しい上に

夏バテ予防にも効果てきめんとあって、

改めて梅はすごい!と

その秘めたるパワーに感動せずにはいられません。

梅は古くから万葉集でも愛されていた

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さて、そんな栄養満点で

健康にも良いと言われている梅ですが、

 

歴史を遡ってみると、

今からおよそ1500年前に

中国から伝わったもので

当時は食用ではなく下痢や嘔吐、

食欲不振の薬とされていたことをご存知でしょうか。

 

また、当時は梅干しというかたちもなく、

青梅を燻製にするか、乾燥させるなどして、

漢方薬として使われていた、といわれています。

 

つまりその始まりは、

食材というよりも「薬」としての

意味合いが強かった、ということになります。

 

そう考えてみると、

未だに「梅が万能薬」と言われる意味が、

ストンと腑に落ちる気がしますよね。

 

実際にも食欲不振や胸やけ、頭痛などにも

効果があるといわれていますし、

私自身も、梅には

これまでに幾度となく助けられてきた経験があるので、

季節を問わず、必ず常備しています。

 

ちなみに、平安時代の中期に

村上天皇が体調を崩した際に

梅入りのお茶を飲んで治した記録も残っているそうです。

 

昔から真っ先に最先端の本当にいいものが

集まってくる場が宮中、天皇家であった

という事実を踏まえると、

 

歴史の早い段階に天皇家に梅が伝わり、

いざという時の薬として重宝されてきた梅には

やはり絶大なパワーが秘められている、

 

と言えそうです。

 

さて、天皇といえばもう一つ、

平成から令和に変わるときに、

「令和」という元号が『万葉集』からの引用、

「梅花の歌 三十二種」の序文に由来する、

 

ということも話題になりましたね。

 

日本最古の和歌集である『万葉集』は、

この他にも梅を讃美した歌が多くありますが、

そのことからも

 

古来、梅の花は古代の人々の心を揺さぶる

美しく芳しい花で、

日本人の情緒に響く象徴であったことがわかります。

 

ちなみに「令和」の元号に「万葉集」の和歌が

引用されたことで、

古典回帰のムードが一気に高まり、

書店でも『万葉集』が随分売れた、ということが

当時ニュースになっていた時期がありますが、

 

もしそうだとすれば、

それは素晴らしいことではないでしょうか。

 

日本人としての心や、

美しい自然の風景を

5、7、5、7、7

 

の、たった31文字に凝縮した和歌は、

まさに文芸の極みであり、

「言葉の結晶」とも言えるもの。

 

話がやや逸れてしまいましたが、

和歌では春を愛でる花としての象徴である梅を

夏には、夏バテを防ぎ元気を与えてくれる

体を大切に労わるための頼もしい存在として、

ぜひ役立ててみてはいかがでしょうか。



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いかがでしたか?

今回は「梅」にまつわる

さまざまな情報をお届けしました。

 

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よりよい人生や暮らしに役立つ情報を

たくさんお届けしています。

 

ご興味のある方は、

ぜひ訪れてみてくださいね。

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