これまでの記事の中でも触れていますが、
最近、体を整えたり健康を意識していく中で
改めて「腸」の重要性を感じています。
これは身体的な健康にとどまらず、
「直感」や「直知力」を高めるという観点からも言えること。
身体と心は密接につながっている
だからこそ、
良い考えや感情を生み出すためにも
腸を整えることは大事だと思います。
そんな中で、先日とても良い本との出会いがありました。
桐村里紗 著
『腸と森の「土」を育てる 〜微生物が健康にする人と環境』です。
こちらは本の帯にもあるように
「人の不調と地球の不調はつながっている」
というテーマを主軸に書かれたもの。
また著者は医師でもあるため、
自身の現場のリアルな経験をもとに、
腸の重要性を専門的な視点で読み解いているという点が、
とても興味深く感じられました。
著者は、書籍の中でこう語っています。
人にとって最も身近な自然環境は「腸内環境」であるとし、
腸は人が根を下ろす「土」に当たる、と。
また、人と腸、地球と土の相似的な関係性を洞察し、
微生物や食の話題が展開されつつ、
「腸内環境を整えることがいかに大切なのか?」
ということについても、細やかに紐解いています。
大地や地球とのつながりは、
男性よりも女性の方が敏感に感じ取る傾向があると言われていますが、
おそらく著者もその一人なのでしょう。
本書を読み進めていく中で、
医療現場で得た知見ばかりでなく、
土と腸の関係、大地とのつながりについて
ご本人がリアルな感覚として体験している
というということが、よく伝わってきました。
その中でもとくに心に響いたのが、
「つながり」について触れられた箇所。
以下、本書P325から引用したいと思います。
今の社会は(これまでの文明)は、分断され、
そういう世界の中で生きてきました。
それはコロナ禍でも一層顕著になり、
家族や大切な人と過ごす時間が増えたことで改めて
「つながることの大切さ」を取り戻した人も多くいる一方で、
テレワークで一人の時間が増えたり、
人と会わない、直接コミュニケーションをする機会が減ってしまったために、
孤独を感じ、つながりが断絶してしまった、
と感じる人もいるようです。(社会は二極化している)
しかし、本来は腸内環境、土壌もそうであるように、
多様な生物の全てが「生命の綱」としてネットワークを形成しており、
全てはつながっています。
まさしく著者が述べているように、
私たちの身の回りにあるもの、
全ての存在は目には見えないネットワークを形成し、
生命の網、量子の網、意識の網といったかたちで
お互いが多層的に関連しながら「つながり」合っているのです。
しかし残念ながら、
現代社会は物理的に切り離された状態にあり、
なかなか「つながり」を実感しにくいことも、また事実。
では、本来「全てがつながりあっている」ならば、
その本来性を活かしつつ、
さらにコロナ以降、とくに重要なテーマとなりつつある
ウェルビーイングな生き方、
個や社会の幸せを追求するように生きるためには、
一体どうしたらよいのでしょうか?
書籍内容も参考にしながら、いくつかの視点から考えてみましょう。
1) まずは腸内環境を整えること
書籍には、腸と環境のつながりについてだけでなく、
今日から実践できる方法として、
腸内環境を整える食べ物や
食べ方についての具体的な記載もあります。
この分野の先端研究や微生物の重要性を踏まえながら
記述されていますので、説得力があると感じました。
また、そこで改めて、
日々の食生活を通じて腸の状態を整えることが大事である、
ということを実感することができました。
それは自ずと精神の状態にも影響し、
「心を整える」ことに繋がっていくからです。
ということを以前お伝えしましたが、
本書においてもまさにその通りのことが記載されています。
またこれと合わせて、
土と微生物を通しての地球とのつながり、
自分自身と地球のエネルギーとのつながり等にも、
意識を広げてみると良いかもしれません。
意識を広げていくにつれ、
個を超えた「公」の世界が感じられるようになり、
「全てのものは繋がっている」
ということを、深く実感できるようになるでしょう。
2) 自分にぴったりなコミュニティを見つけてみる
人に会う機会が減ってしまい、
物理的な距離や関係性が離れたままだと、
なかなか「つながり」を感じにくい…。
そんなふうに感じている方は、
自分に合いそうなコミュニティを探してみるのも
良い方法だと思います。
昨年来のコロナ禍の一つのプラス側面として、
オンラインでのイベントや会議などが飛躍的に広がりました。
リアルで会う機会やコミュニケーションが減ったことは
たしかにデメリットもありますが、
その分、多くのメリットもあると感じています。
たとえば、時間と空間の制約を超えて
自分に合う仲間や取り組みを見つける新たな機会が増えた、
ということもその一つ。
「オンライン」上のやりとりは
もちろん多くの課題もあります。
しかし、オンラインによってリアルタイムで時空間を超えた
つながりの機会をもてるようになったことは
アフターコロナ時代の新たなコミュニケーションの手段として、
今後ますます、あらゆる可能性を広げてくれるはず。
そうした意味では、
この先もオンラインの普及が後退することはなく、
むしろどんどん加速することが予想されます。
断絶された現代社会の中でつながりを取り戻す
一つの大きなきっかけになるかもしれません。
3)「 とほかみえみため 」を唱えてみる
最後に、これはデータム・グループならではの
「情報場」でのつながりについてお伝えしたいと思います。
普段、なかなかつながりを感じられなかったとしても
実は私たちはご先祖さまから何世代にも渡って、
非常に多くの恩恵を受けています。
そもそも「自分」という存在がここに今いること自体、
まさに奇跡の連続の結果!
私という存在は命のリレーの最先端を走る存在ですが、
その前代を遡っていくと、
父母、祖父母、曽祖父母…と、
まさにDNAが絶え間なく連鎖しているからです。
そして、自分自身が変われば
自らの心身や人生全体に大きなよき作用が起こってくるばかりでなく、
ご先祖様にも良い影響がもたらされます。
そこで活躍してくれるのが、
「とほかみえみため」という8文字の言霊。
静かな気持ちで「とほかみえみため」を唱えていると、
不思議と時空を超えたつながりが
感じられるようになるばかりでなく、
ご先祖様が身近に感じられるようになって
段々と直感が冴えてくるようになります。
最初はわからなくても、思い立った時にふと唱えてみる。
最初はピンとこなかったとしても、
淡々と唱えているうちに目には見えなくとも
確かに「つながっている」ということが
はっきりと実感できるようになっていきますので
ぜひ試してみてください。
https://essence.datumhouse.jp/tohokamiemitame_ancestors
それにしても
腸の世界には本当に深いものがあるのですね。
しっかりとケアすることで健康な身体を維持する、
という基本的な部分だけでなく
世界は広義の意味で、
ネットワークでつながっていること。
また、一つ一つの事象は別々に起こっているのではなく、
本当は全て一つにつながっている!
(仏教用語では「縁起」と言いますね)ということが、
書籍を通じて、以前にも増してよく理解できるようになりました。
腸の世界を知ることは自らの心身を整えるのみならず
自然を知ることであり、宇宙のしくみを知ることであり、
そういった深い知恵を通して
より善く生きるためのヒントを得ることにも繋がっていきます。
とても奥が深い世界ではありますが、
その分、とても追求のしがいがあると思いますので、
よかったらこちらの本をはじめその他の腸関連の書籍など、
ご興味のあるところから情報をチェックしてみてください。
――――
いかがでしたでしょうか。
私たちはふつうに生活を送っていると、
つい自分の腸、自分の体
といったかたちで
物理的に見えているもの、
認識できるもので区別したり
自分と他の存在を
勝手に意識の中で分けてしまいがちです。
しかし、少し意識を広げてみると
腸のしくみが土壌や生態系のネットワークと相似形であるように、
すべてのものが「つながり」、影響を与え
お互いに連鎖し合っているということが
自ずと見えてくるのではないでしょうか?
そう考えると、
インターネットを介した通信状況やコミュニケーションも
人と人との間で起こる関係性も、
ひょっとしたら...
「つながり」といわれるものの多くは
目に見えるものではなく、
曖昧で、むしろ目には見えないものばかりなのかも知れません。
しかし
実はそれが本当はとても大事なことであるとわかると、
世界の見え方が劇的に変わってきます。
「腸」という個のミクロコスモスは、
土の環境や生態系とも相似形であり、
さらには自然、宇宙といった
壮大なマクロコスモスの世界にもつながっているからです!
人生の可能性を広げるという意味でも
ぜひ「つながり」の意識をインストールして、
個の楽しみから公の意識まで、
様々な意識状態を体験できるようになっていきたいですね♪
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https://datumhouse.jp/signup
さらに深い情報に出会えるかもしれません!