こんにちは。
ヒューマンビートボクサーで、datum houseライターの村澤です。
今まさに
時代の大転換期と言われ、
国際情勢や、行政、社会、
仕事、産業、家庭、教育など
世界中のありとあらゆる
仕組みや価値観が
物凄い速度で変化していく中で、
これまでの生活では
立ち行かなくなったり、
今までの常識が
通用しなくなるような
不確定なこの先の未来に
不安を感じておられる方も
多くおられると思います。
さらに、
それが世界規模で
同時多発的に起こっていて、
誰も体験したことがない
状況であったとしたら、
なおさら、
冷静ではいられなくなります。
前例がないことは、
どう対処すれば良いのかも
見えにくいため、
やみくもに周囲の人を
頼ればいいというわけでもなく、
場合によっては、
パニックのような状態になる方も
おられるかもしれません。
しかし、
こうした時代の変化は、
止められるものではありません。
今の流れは自然法則のもとに
起こっているので、
もはや止めようがないんですね。
では、
そんな未来に対する不安を
解消して
安心した日常を手に入れるには
一体どうしたら良いのでしょう？
答えは、とてもシンプルです。
「不安を感じている自分」
を消せば良いわけですね。
『この先が不安』
ということは、
それを別の見方で捉えてみると
『後先を見なければ不安は無い』
ということですから、
不安になるような
未来のビジョンでしたら
最初からわざわざ
見なければ良いだけです。
これは前回お伝えしたように、
そうなることが当たり前
（ならないことが当たり前）
という意識状態になればいい、
ということですね。
「そうは言っても、
どうしても未来が気になる、、。」
「やっぱり心配で目の前のことに
集中できない、、。」
「何も変わらずに時間だけが
過ぎていく、、。」
というように、
そう簡単に不安や心配の感情を
取り払えない方も
おられると思います。
そういった場合、
ご自身の中に
未来を自分の理想通りに
コントロール(支配)したい欲求が
実は「ある」ということや、
ご自身の意識が
過去や未来へ飛んでしまうことに
まずはしっかりと
気付くことが大切です。
白川神道では
自分の意識が過去や未来へ
飛んでしまうことを
「遊離の五魂」と言い、
魂がさまよっている状態であり、
「中今」から外れていることを
意味します。
「中今」からズレた状態であれば、
どんなにあがこうとも
望む世界は手に入れられませんし、
本来の自分の人生を
生きることも出来ません。
改めて
忘れないでいただきたいことは、
「中今」＝ 空の意識から
放たれる意志(言霊)は
どんなに力を込めて
願った思いよりも
遥かに強力であり、
軽やかに、かつ最適に、
現実を創造してくれるということです。
ですから是非、
未だ見ぬ将来や未来に
不安を感じてしまわれた場合は
意識を「中今」に戻して、
一瞬一瞬を大切に、
充実した時間を
過ごしていただければと思います。
ここでひとつ、
意識を未来から今へと戻して
成功した方の話を
ご紹介いたします。
日本を代表する
野球選手で大リーガーの
ダルビッシュ有選手。
彼が２０歳の時、
試合で思うような結果を出せず、
ホテルに帰ってから
このように思ったそうです。
「40歳になった自分が
ホームレスになり、
お金もない、ご飯も食べられない
という状況を
自分で想像してみたんです。
そんな時に、
神様がいきなり現れて、
『おい、お前、
20歳の時のことを覚えてるか？
あの頃に戻りたいか？
1回だけチャンスやる。
その代わり、
できることを全部やらなかったら
またここに戻すぞ』
そのように
神さまに告げられる、
という想像をしました。」
その後、
ダルビッシュさんは
たった今、神様のお陰で
20歳の自分に戻って来た
という体（てい）にして、
「このまま終わるのは嫌だ、
本当にちゃんと
やらなければいけない」
という意志が
固まったそうです。
そして、
自分の人生の20年間が
一瞬で過ぎ去ったと振り返り、
同じように一瞬で
時間は過ぎ去り、
40歳、60歳と
すぐに約束年齢が
やってくると気付き、
それ以降、
トレーニングや、栄養管理、
睡眠や、日々の過ごし方、メンタルなど
自分の人生に関わる
ありとあらゆる事象について
徹底的な
取捨選択が行われ、
結果的に彼は
日本を代表する選手へと
成長を遂げて
メジャーリーグへ進出を果たし、
世界を舞台に
大活躍をしたのでした。
いかがでしょうか？
ダルビッシュ有さんは、
未来のありたい自分に
目を向け、意識をフォーカスした時、
不安を感じるだけでは
終わらずに、
「未来の自分から
今の自分へ戻る」
ということ体感したのです。
そして、
20歳のその日を境に
生まれ変わったという見立てをして、
これまで人生の考え方や
生き方を丸っきり変えて
新たなスタートを切ったのです。
「人は死んだら生まれ変わる」
という風に言われますが、
皆さまもご存知の通り、
中今という瞬間のなかには
過去・現在・未来の
すべての宇宙が
畳み込まれています。
時間という概念を超えた
中今の観点からすれば、
もしかしたら
皆さまにとっての、
今日という日は
未来から今に戻って来て
新たなスタートを切る、
生まれ変わりの日
なのかもしれませんね。
時間は、時系列に流れているようで
私たちは今ここから、
瞬間瞬間、
日々、新しく生まれ変わっている
ということです。
ダルビッシュ有さんのお話も
一例として、
大切なことは、
未来に不安を感じるところで
やめにしないで
しっかりと意識を
中今に戻すことだということです。
前回の記事でお伝えした
「開運のための在り方」と、
今回ご紹介した
ダルビッシュ有さんの
ストーリーには、
ある共通点があります。
それは、
過去の情報に囚われずに
今を生きるということです。
中今に全体重を乗せて
生きるということは、
過去に踊らされず、
未来に制限をかけず、
人生の無限の可能性の扉を
開くということになります。
ダルビッシュ有さんのように
過去の自分と決別し、
生まれ変わって
常に新しい自分になり続け、
中今に戻る意識があれば、
これから先の未来、
どんな時代がやってこようとも
常に新しい自分で、
常に新しい世界を、
生きることが出来るのです。
また、
中今には時間の概念が
ありませんから
中今を生きていると
年齢を感じなくなり
ずっと本来の自分で
若々しく生きられる、
という
魅力的な特徴もあります。
そして何より、
中今＝空からの意志の発動は
無限にある未来の宇宙から
自在な創造を可能にします。
そこまで
知ってしまったならば
もう中今をないがしろにして
未来を不安に思っている場合では
ありません。
もちろん、
社会や文明を生きる上で
過去や未来に
フォーカスすることは
もちろん大切です。
ですが、
今目の前にある空間。
今体験している時間。
今感じている感覚。
今おこなった呼吸。
それらはすべて、
人生で最初で最後のものであり、
似ているようでも、
二度と同じものを
体験することは出来ません。
ですから、
その最初で最後の宇宙を
しっかりと味わうことが
人生の醍醐味だとするならば
それにはやはり、
中今を生きること以外に
ありません。
ですから是非、
未来に対しての不安に
襲われそうになったときは
この瞬間にしかない
最初で最後の宇宙、
中今に目を向けて、
人生を遊び楽しみましょう！
＊＊＊
いかがでしたでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
「中今」には時間の概念がないため、
時間のある世界が当たり前、
と思っている方にとっては
最初はわかりにくいかもしれません。
でも日々の生活の中の一瞬一瞬を味わい、
日に日に新しく生まれ変わっていく
感覚が研ぎ澄まされてゆくごとに、
体感が生まれ、
中今に生きることの素晴らしさを
心底から実感できるようになります。
それとともに、
これまでになかった穏やかな至福感も
生まれてくることでしょう。
＊＊＊
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