内海さん:
この言葉が心に響きました。デジタルの良さって、そこにあるなぁと。
初めて聞かれる方は「何それ」って思われるかもしれませんが、そういう技術なりテクノロジーがあって、これを「ロゴストロン(LOGOSTRON)」と言うんですよね。
こちらの名前の由来について、石原さん、簡単に説明をお願いできますか。
石原さん:
はい。
ロゴストロン(LOGOSTRON)は、造語なんですけども。
ロゴス(LOGOS)といって、言葉の源の原理といいますかね、言語の論理、ロジックのもう一つ深いところにある言葉の構造というところと、電子的な意味合いの装置っていう意味合いを超えた「トロン(TRON)」を合成してできた言葉ですね。
内海さん:
最初はなかなかピンとこないかもしれませんが、原理原則を理解すると、本当にぴったりの名前ですよね。
このロゴストロンというものを扱うことで、言葉を発する時の人間の脳波と、このデジタル機器とのまさしく共生、響き合いによって現実創造して、ことほぎの世界を広げていくことができる。
デジタル機器とはいえ、思い立った時にいつでも使えるところがいいですよね。
自分が寝ていても、自分の代わりにずっと発信して働いてくれていることになるので。
いわば、自分にとってのパートナーのような、お守りのような存在とも言えるわけですね。
石原さん:
はい。まさにそこがミソの、大事なポイントですね。
内海さん:
脳みそだったら、ずっと働き続けることはできないですからね。だから休息、睡眠が必要なわけで、24時間フルでは働けないですから。
そういう意味でも自分自身の意志を超えて大事な人生を、また自分にとって大切な人の人生をサポートしていくツールであるということですね。
今、お話をお聞きしながら、デジタル機器とはいえ、それを使って機械と響き合い共生しながら自分の人生、そしてまわり、さらには地球環境、宇宙全体がよくなっていくという発想は、日本人的なのかなと思ったのですが、その辺りについてはいかがでしょうか。
石原さん:
本当に、まさにその通りだと思います。日本人の特性として「和」というのがあって、これはDNA的な影響もあると思いますが、やはり、自他を分けない、自分を取り巻く自然や動植物、モノも含めて、和を大切にし調和しながら共生していく、という世界観があると思うんですね。
以前、面白いと思ったのが、黒柳徹子さんがソニーのAIBOが好きで、すごく可愛いがっておられたというエピソードなんですけれども。
可愛がっているうちに、もともとAIBOのプログラムになかったような動きもするようになってきて、それが某有名女優が来たらパタッとその動きができなくなっちゃったみたいなのとかありましてね(笑)。
やはり持ち主ですとか、周りの人の意識を機械は受けるということが、だんだんと、でもはっきりと分かってきたといいますか。
今色んな遊園地のマシンとかでも、新しい人が来る時に急に止まっちゃうウェルカムダウンみたいなものがあったり。そういうことって本当にあるんですよね。
不思議な現象、怪奇現象と言われたりしますけれども(笑)。やはりそこには確実に周波数みたいなものが影響していて、使っている人の意識が投影されて、機械のはたらきが変わるということは確実にあると思いますね。
内海さん:
それ、本当にそうですよね。よくわかります。
石原さん:
何かやっぱりそういうことがあるっていうのは、だんだん分かってきているという感じがありますよね。
内海さん:
私も、「人間と機械の響き合い」というところで言うと、例えばAIがシンギュラリティがという議論があった時に、ターミネーターとかマトリックスみたいにAIが進化していることで人間が支配されるという、その恐れをどこかしら、ヒエラルキー的なピラミッド構造の中で考える方が多いと思うんですね。
そしてその延長上で、やはり支配被支配という関係性が、金融であったり、色々な世界で起こっているわけですけれども。私の感覚では、日本はそういう構造がある中で、やや違う立ち位置にあると思うんです。良い意味で、ヒエラルキーを作らないといいますか。
もちろん社会の中では建前上、そういうことが必要な部分もありますが、少なくとも意識の中では、フラットで緩やかというイメージがありますね。
もともと歴史的にも、ピラミッド構造の中にないというか。和する、という精神性が備わっていますよね。
以前にご縁があって、datum groupが2018年と19年の2年連続で、アメリカのシリコンバレーで意識の学びとテクノロジーをどう掛け合わせて、それをどのように促進していけるのか?という取り組みのご紹介をおこなったと思いますが、そこに興味を持っている研究者は結構いるんですよね。
トランステックカンファレンス、トランスフォーマティブテクノロジーという変容のためのテクノロジーという趣旨でカンファレンスを向こうでやっていて、そこに私は2019年にご縁があって、サポート的に参加していただいたのですが、その時、現地でさまざまな方とお話したり、実際にテクノロジーを使っていただく中でそのことをすごく実感しました。
石原さん:
そうですよね。内海さんは、トランステックカンファレンスでアメリカに行かれていましたね。その他にも、色々なところに行かれていると思うのです。その時の反応を、もう少し詳しく聞かせていただけますか。
内海さん:
そうですね。
その日本の言葉とか言霊は・・・。
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いかがでしたでしょうか?
今回は、「ロゴストロン(LOGOSTRON)」の成り立ちの背景について触れるとともに、デジタル装置、機械を単にモノと見なすのではなく、装置とも共存しながら調和していこうとする日本人の精神性についても、熱いトークを繰り広げていただきました。
やはり、デジタル機器とはいえ、使う人によってもその作用の現れ方が、大きく変わってくるんですね!
次回は、内海さんがこれまでの様々なカンファレンス経験から、じかにお聞きしたお話や、ご自身で感じられたことについての回となりますので、どうぞお楽しみに。
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