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植物と人とを結ぶ「水」の偉大な力とは〜錬金術から読み解く、エッセンス抽出の叡智

作成者: essence編集部|Oct 1, 2023 5:25:10 AM

 

こんにちは。
佐藤三知代です。


みなさんは普段、「水」を意識していますか?

 

飲料としての水はもちろんですが、私たちの体内には約70%を占める「水」が存在し、

生命を維持するために休むことなくはたらいています。

 

「水」は生命の源

私たち人間をはじめ、この地球上に生きる生命体にとって、水は命を育み繋いでいくために最も重要な要素の一つです。

 

とはいえ、「水」はいつも身近にあるものだからこそ、気づかないこと、知らないことも多くあるもの。

 

実は、私がシリーズでお伝えしている植物、そして植物から精油を得るためにも「水」のはたらきが必要不可欠なのです。

 

そこで今回は、「精油」を通して、「水」のはたらきの一端をお伝えしようと思います。

 

物質の真髄(エッセンス)を取り出す「水」

芳香植物(ハーブや樹木・柑橘など)から精油を採油する方法は様々ありますが、主に「水蒸気蒸留法」という方法で採油されます。

 

水蒸気蒸留法は、原料となる植物(葉・枝葉・根・樹脂など)を蒸留釜に入れ、沸かした湯から立ち上る蒸気の熱と圧力をかけます。すると、植物の香りの成分が気化し、水蒸気と一緒に上昇。

 

この香りの成分と水蒸気が混じり合ったものを冷却装置で冷やすことで、水蒸気は液体に戻って、「香りの成分を含んだ水溶液」を得ることができます。

 

この水溶液は、油分(水に溶けにくい層)と水分という2層に分かれますが、実はこの「水に溶けにくい層」を取り出したものが「精油」なのです。

 

この方法は、もともと中世イスラムの錬金術が盛んだった時代に確立されたと言われています。

 

錬金術は卑金属から貴金属を精錬することや、「賢者の石」という永遠の命を得る試みのために発展してきました。

 

水蒸気蒸留法はその過程で、物質の真髄(エッセンス)を高純度で抽出するために用いられてきたようです。

 

水蒸気で植物から一気に香りの成分を気化させ、それらを集めて冷ますこと。

 

この方法で、芳香植物から、その真髄である香りの成分を集めたものが「精油(エッセンス)」なのです。

 

そう。この植物のエッセンスを得るために、「水」はなくてはならない存在なのです。

 

情報を転写し、伝達する「水」

「水は答えを知っている」という書籍をご存知の方も多いと思います。

 

その中で、水は「言葉・音楽・写真・絵」などあらゆる「情報」が発している周波数を転写し、私たちの目に見える「形=結晶」として表してくれるということを教えてくれています。

 

また、ノーベル賞も受賞された故リュック・モンタニエ博士の「水のDNAテレポーテーション」という実験においては、DNAの希釈溶液のそばにある純水も同じ電磁波信号を発するようになること。またそれはインターネットを介しても同様の結果が現れたことなどがわかっています。

 

水には一般的には知られていない未知の性質があると言われていますが、このことから、

「水は情報を記憶し、伝達する」ということが言えるのではないでしょうか。

 

また、水を介して得られる精油には、水蒸気蒸留法で得られた精油=「目に見える物質」も、植物固有の周波数(植物の働き形、作用などの形態)=「目には見えない植物の生命エネルギー」もその両方が転写されている、と言えるのではないでしょうか。

 

精油は元々の形を失っていても、「植物の生命情報にはすべてが記憶されている」のです。

 

天然の植物たちから採油された精油は、その植物や樹木の全体の情報、言語、命のエネルギーそのものだということですね。

人と植物を結ぶ「水」

前回までの記事で、「植物の形と人」はシンクロしていること。また、「植物としての形状を失った精油」であっても、精油が採油された部位と人の部位は共鳴し合うことによって、さまざまな癒しをもたらしてくれる、ということをお伝えしました。

 

「植物の生命情報すべてが記憶」された精油は、その心地よい香りと共に、私たちの目に見えるところ(形態)にも、目に見えないところ(魂・心)にもにも作用してくれるのです。

 

その理由の一つに、水蒸気蒸留法という「水」を介した方法で得られる精油と、私たちの体内の「水」が共鳴しているのではないかと感じるのです。

 

植物と人は全く違う生命体でありながら、「水を介して共鳴、共振、共鳴」する。

 

これはきっと、水が「植物と人を結ぶ」という“むすひ”のはたらきを担ってくれているからなのでしょう。

 

自分とは「自」然を「分」けたものと書きますね。人は自然から離れてしまったことで、

心に、体に、様々な問題を抱えるようになってしまいました。

 

だからこそ、今、植物のもつはたらきに目を向け、自然に心を寄せ、耳を傾けることが大事なのだと思います。

 

自然と人を一つに結び直してくれるのが「植物」であり、「水」の偉大なる力であるからです。

 

みなさんも、植物、そしてその命のエッセンスである精油(天然アロマ)を、ぜひ普段の暮らしに取り入れてみてください。

 

その心地よい香りには、植物のすべての情報が映し出されています。

 

みなさんの体内の水が浄化され自然界と結ばれることで、ご自身にも周囲にも、私たちが生きる自然界にも素晴らしい影響をもたらすことにつながることを願っております。

 

 ――――

いかがでしたでしょうか。

 

私たちの命にとって、
なくてはならない存在の「水」。

 

その水には数えきれないほど
多くのはたらきがありますが、

 

物質の真髄(エッセンス)を抽出する

 

というはたらきもあるのですね。

 

その方法は、錬金術として
中世イスラムの頃より長く
受け継がれてきたことを思うと、

 

「水」がいかに触媒としての
重要なはたらきを成していたか?

 

ということが見えてくるでしょう。

 

水も、植物も、草木もすべては
自然から与えられた命であり、
豊かなエネルギーを宿している
もの。

 

私たちが知らず知らずのうちに
恩恵を受けているものたちに
あらためて意識を向けて、
感謝したいものです。

 

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