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無から有を生む!?最高の“浄化パワー”を誇る、植物のすごい力とは?

作成者: essence編集部|Jun 25, 2023 10:53:43 AM

こんにちは。
佐藤三知代です。

皆さんの身近に植物はありますか?

 

私は仕事柄、植物が大好きで、ホームセンターやガーデニングショップに出かけては、

美しい葉姿の観葉植物や庭木を購入したり、家の周辺にある水辺や林に散歩に出かけたりと、家の中でも外でも、植物のある暮らしを楽しんでいます。


植物は、人を癒してくれることはもちろん、「場の浄化」や「心身を清める」など、私たちにとって大切な役割を担ってくれています。

 

過去の記事で、心身を整えるために、「空間を祓う」ことや、「意識を祓う」ことの大切さについてお伝えしましたが、今回からは、この「植物」をテーマに、アロマや食、暦など、さまざまな視点から、「植物×浄化」というテーマでお伝えしていこうと思います。

 

初回はまずその前段として、植物全般の営みである「光合成」を通して、植物がもたらしてくれる、素晴らしい作用についてのお話です。


大気を浄化する植物

「観葉植物は空気を浄化する」ということを、一度は耳にしたことがあるかと思います。

 

実際に、NASAの研究結果でも観葉植物の中にはシックハウス症候群などの原因物質とされているホルムアルデヒド、ベンゼン、トリクロロエチレンなどの有害物質を除去する、ということが報告されています。

 

植物は光合成の過程で二酸化炭素を吸収し、酸素を排出する、といういことは周知の事実ですが、実は二酸化炭素を吸収するときに、私たちにとって有害な物質も一緒に吸収、土中の微生物によって分解することで、浄化された酸素を供給してくれているのです。

 

二酸化炭素を吸収し酸素を排出するのは当たり前、と思われがちな光合成ですが、今から約40億年前、最初に光合成を獲得した原始のバクテリアたちは、酸素を放出するシステムは持ち合わせていなかったようです。

 

その頃の地球は、酸素がないことから、大気は赤みを帯びた「赤い地球」の状態でした。

 

その「赤い地球」に大変革をもたらしたのが、ラン藻(シアノバクテリア)と呼ばれる、

「酸素を排出する光合成システム」を獲得したバクテリアの出現です。

シアノバクテリアの出現は、今から約30億〜25億年前とも言われていますが、彼らが放出する酸素によって、真核生物、多細胞生物へと酸素呼吸生物の進化が促され、地球の大気は徐々に酸素で満たされていくようになりました。

 

そして酸素は自然な化学反応によって、海や空を青に変えながら、やがてオゾン層を形成していきます。

 

オゾン層が動物にとって有害な紫外線をカットしてくれるシールドとなってくれたことで、酸素呼吸生命が陸上に進出することが可能になり、あらゆる生物の多様な進化を促していったのです。


シアノバクテリアの存在がなければ、私たちは今ここに存在すらしていなかったかもしれないですね。

 

「光合成」という植物の生命システムは、「赤い地球から青い地球」への大転換を促し、地球を浄化し、ありとあらゆる生命体を進化させる「むすひ」のはたらきとも言えるものだと感じます。


植物に学ぶ超自然体の、「生き方、あり方」

光合成は、「太陽光エネルギーを生命エネルギーに転換させるシステム」であるともいえます。

 

植物たちは、根から吸い上げた土中の水やミネラル(無機窒素化合物)と、空気中の二酸化炭素を太陽光で反応させることで、水と酸素を放出すると同時に、自らの生命を繋ぐために必要な、炭水化物・脂質・タンパク質といった有機物を創り出しています。

 

このシステムは、他者を傷つけたり、命を繋ぐために、どこか遠いところにあるものを獲得したりはしません。

 

植物は「独立栄養生物」とも呼ばれますが、「今あるもの」を転換し、自らにとって有用な「新しいもの」を創り出すことができる生命体なのです。

 

その神秘的な力にもまた、「むすひ」のはたらきを感じるのは私だけでしょうか?

 

「浄化と転換を促す力」、「無から有を生み出す力」

 

そんなエネルギーを放つ存在が、植物という生命体の本質なのではないでしょうか。

 

植物は、食糧として、燃料として、建築建材、布製品や衣類など、人の暮らしになくてはならない存在です。

 

でも、植物は私たちから何の見返りも求めません。

 

ただ静かに自らの命を繋ぎながら、空気を浄化し、酸素を供給し、私たち人間や動物の命や暮らしを支える土台になっているのです。

 

また、植物たちは、決して別の植物になろうとはしていません。他者と比べることもしていません。自らの命を輝かせ、後世に命を引き継ぐために毎日を精一杯生きています。

 

このような植物の生き方に、私たち人間は学ぶことが多いのではないでしょうか。

 

意識すれば見えてくる、身近な植物の存在。そのあり方に意識を合わせてみませんか?

 

地球の命を育む力、無償の大いなる愛、静かで確かな力、無から有を生みだし、物事を反転させる「むすひ」のはたらきなど、植物が持つ生命エネルギーを感じとってみましょう。

 

植物はいつでも、新しい自分に、いつでも清々しい空間や心の状態にリセットするためのエネルギーを私たちに分け与えてくれることでしょう。

 ――――

いかがでしたでしょうか。

 

ふだん何気なく
触れていたり身近に
存在している植物。

 

その植物には、実は秘めたる
すごいエネルギーが
備わっていたようですね!

 

地球の誕生とともに
生命に欠かせない存在として、
たくましく進化を遂げてきた植物
は生命エネルギーに溢れている
ばかりでなく、「場の浄化」や
「心身を清める」といった
大切な役割を担ってくれています。

 

そして何より、地球誕生以来
長い歴史と進化の過程の中で

「今あるもの」を転換し、
新しいものをつくり出してきた

ということに、
改めて驚かされますね!

 

まさに、「むすひ」を
自ら体現している生命体

と言えるでしょう。

 

佐藤さんの次回の記事も、
早速気になるところ。

 

ぜひ次回の記事もお楽しみに^^



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