最近はシャワーだけですませる派も増えてはいますが、諸外国に比べれば熱心に身体を洗う方が多い国です。
古くから日本の神道には、神に捧げる身を清めるために海や川に浸かり、日常の穢れを禊ぐという習わしがあります。
そして今では、一般的な作法として、手水場で手や口を清めることに簡略化されています。各地の神事や祭祀の前には、沐浴するという儀礼も行われていますね。
これは、ただ目にみえる身体の汚れを落とすのではなく、積もり積もった心の穢れや罪などの目に見えない負のエネルギーや邪気をも禊ぐ、ということの表れ。
自らの身を清めて、きれいに整った心身で神に対峙することが、巡り巡って日常の入浴となって習慣化しているのです。
古来、水は地球上の血液として巡り、それを取り込んだ私たちの身体の血液となって、不純物を溶かして外に排泄させることで身体を浄化してくれる、という働きがあります。
さらに、水は「情報」をも記憶し、保管します。
読者の皆さんの中にも、「ありがとう」と言葉をかけた水の結晶は美しくなり、「バカやろう」と言葉をかけた水の結晶は醜くなる、という実験をご存知の方もいるのではないでしょうか。
その実験結果の写真が、一時かなりセンセーショナルに取り上げられたので、おそらくその影響もあったのでしょう。
その後、子供さんの夏休みの自由研究にされた方もいたそうです。
水に「ありがとう」「バカやろう」という言葉をかける前と後で、花や植物、食品などがどのように変化するのか比較するという実験で、実際に私も何人かの方から見せてもらったことがあります。
いずれの場合も、「ありがとう」という言葉をかけると生物が元気に長持ちし、一方「バカやろう」と言い続けると、枯れたり腐ったりするという結果が出ました。
ワシントン州立大学のジェラール・ポラック博士の研究によると、
水には液体と個体の間にゲル状の状態があり、その第4相の水と呼ばれる状態ではハニカム構造(蜂の巣状)の形をとって、まるでUSBメモリーのように情報を保管する
ということが明らかになっています。
モノと水の境界はいずれもゲル状になっているため、人の細胞の中の水、血管壁の内側の水はこの状態になっていると言われています。
このように考えると、私たちの体の中に無数に存在している細胞内の水に「ありがとう」を保管するのか、「バカやろう」を保管するのかで状態が変わってしまうのは、取り立てて不思議な現象ではないのかも知れません。
もちろん、私たちが常に美しい環境の中で美しい言葉だけを使い、美しい感情を持って生きていけるかといえばそんなことはなく、どうしても難しい状況だってあるでしょう。
今は地球環境は汚れていますし、様々な社会問題も噴出しているため、醜い感情や言葉が湧いてくるのは、心と感情をもった人間である以上、無理もないことだと思います。
たとえばこのように、人は生きているだけで、体内には老廃物が発生するのです。また、それらを溜め込んでいたら当然、病気にもなります。
穢れはよどみを生み、よどんだ場所にはまた穢れが溜まります。
だからこそ、私たちは穢れを水に流すこと、流し続けることが日常的に必要なのです。
まず、皮膚の機能の観点から、汗や皮脂、汚れなどもゴシゴシこすり洗いをしたり、洗浄力の高いソープでキコキコするほどに洗い流す必要はない、ということが言えます。
むしろ、洗い過ぎに注意したいところです。
なぜかというと、現代人は総じて「洗いすぎて」おり、タオルなどを使って強くこすり洗いをしたり、強力に油分を落とす合成界面活性剤を配合した一般的なソープを日常使いしている方が多いからです。
それによって、むしろ皮膚を痛めたり、乾燥を招いたりする可能性があるということです。
前回もお伝えしたように、洗い過ぎることによって皮膚が乾燥すると皮膚を守る常在細菌のバランスが崩れて、バリア機能が低下してしまうのです。
常在細菌には、汗と皮脂をミルキングして乳液状の保湿成分をつくり、皮膚の潤いベールを守るという大切な役割があります。
そのため、皮膚の潤いを守りながら優しく洗い流すのが基本です。
洗浄成分として、「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」などの合成界面活性剤がメインに入っているため、洗浄力、脱脂力が非常に高く、洗い上がりはスッキリするものの、使い過ぎると皮脂を取り過ぎて、乾燥の原因になってしまいます。
misosogiに少量配合されている「ラウリル酸」は、名称は似ていますが、これは天然のココナッツオイルや人のお乳にも含まれる脂肪酸成分です。
原材料表示をよく確認して下さい。
原材料表示は、名称が並んでいる順番に量が多く配合されています。どちらかが優先的に配合されていたら、洗浄力が高い種類だと考えてください。
特にシャンプーの場合、サッパリを求めて高級アルコール系シャンプーを使いすぎることで頭皮の乾燥を招いてしまいます。
頭皮の場合、乾燥すると逆に頭皮を守るために皮脂を増やして守ろうとする働きがあります。
そのため、洗浄力の強い合成界面活性剤が入ったシャンプーを使い続けていると、カサカサしてフケが落ちるのに脂っぽい「ふけ症」になり、ひどい場合はかゆみも出て「脂漏性湿疹」となってしまいます。
マイルドな洗浄力で低刺激なのは、アミノ酸系と言われるソープです。
合成界面活性剤よりも刺激が少ないアミノ酸を使っているもので、成分表示を確認すると「タウリン」「グルタミン」「アラニン」「サルコシン」などのどアミノ酸の名前があります。
アミノ酸系洗浄成分の多くは、「ココイル〜」「ラウロイル〜」という名前の後に、アミノ酸の名前がつきます。
例えば、「ラウロイルメチルアラニンNα」。
名前は合成界面活性剤の「ラウリル」と似ていて混同しそうですが、「アラニン」というアミノ酸を含むアミノ酸系の洗浄剤です。
また、「アミノ酸配合」と書いてあっても、合成界面活性剤「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」を含むものもあるため、注意が必要です。
misosogiは、アミノ酸系の洗浄成分を主とした肌に優しい設計になっていますので、どなたでも安心してお使いいただけます。
皮膚の細胞は約28日に新陳代謝をして、古い細胞は自然に剥がれるようになっています。
タオルでゴシゴシ強く擦ると、皮膚の角層が傷んでしまいます。
角層は皮膚を外側からの刺激から守り、同時に皮膚から水分の蒸発を防いでくれています。そのため、潤いを保つためには、なるべく刺激を加えないようにしたいもの。
本来は、お湯に浸かってふやければ、手で擦っただけでも垢が落ちるものです。
だから、実はタオルは不要なのです。
泡立てネットで泡立てたソープや元々泡で出るタイプのソープをのせて、優しく手洗いするのが、摩擦が少なく、最も肌に優しい洗い方になります。どうしてもタオルを使いたいならば、絹や綿などの天然繊維の目の細かいものを選び、ソープをつけてよく泡立てた上で、圧をかけず撫でるように洗うようにしましょう。
日々のお風呂は、「心身の禊ぎ」のための大切な時間です。
どっぷり疲れたと感じた時も、湯船に浸かれば疲れも吹き飛びますし、張っていた気持ちも緩みますね。
緩んで涙がこぼれたとしても、水は涙と共に感情を優しく流してくれます。
日々溜まる汚れや感情を綺麗さっぱり水に流し、その日をリセットする。
クリアな自分になって、また新しい1日をスタートしましょう。
――――
いかがでしたでしょうか。
水が豊かで豊富にあった日本では、
古くから「水で流す」ということが
日常的に行われてきました。
またそれは神道的な「禊ぎ」の意味とも
重なり合って、
目に見える汚れだけでなく、
目に見えない穢れや負のエネルギーを
清めるという文化・慣習が長く
続いてきたのです。
そう考えると、日本人の「お風呂好き」
も納得。
こまめに手を洗ったり体を
すみずみまできれいにしたい気持ちが
湧いてくるのは、当然のことなの
かもしれません。
しかし、桐村先生もおっしゃるように、
洗いすぎには要注意!
もし、身をきれいに美しく保ちたいので
あれば、ソープにも一定の基準をもって
選ぶのが良さそうです。
また、体を洗い流す際には物理的な汚れ
だけでなく、エネルギーをクリアリング
するような気持ちで行うのがポイント。
「日々、新しく生まれ変わる」
を心に留めて、毎日の入浴をリセットの
ための特別な時間に変えていきましょう。
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