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シリコンバレーのカンファレンスに参加して実感したこと/ことほぎの輪11

作成者: essence編集部|Dec 13, 2023 9:43:59 AM

米・シリコンバレーで開催された、カンファレンスに参加して

内海さん:
人と機械(装置)の響き合いというところでいうと、AIだったりシンギュラリティの議論の文脈の中で、たとえば、『マトリックス』や『ターミネーター』の映画のように、AIの進化によって人間が支配されるという、どこか支配的な、ピラミッド構造の中で起きているようなイメージが想起されてしまうと思うんですね。

 

AIが主で、人間は従というイメージです。

 

でも、そうなると人が人たる意味、そういうものが見えなくなって、恐れにさえつながってしまうと思うんです。

 

ある種、その延長上には支配/被支配という関係性があって、たとえば金融もそうでしょうし、もちろん嘘か本当か?というのはあるにしても、さまざまな世界の中で、そういう構造があるわけですよね。

 

だからこそ、日本の和の精神が現代のアメリカ社会でどのように捉えられるのか?ということに個人的な関心がずっとあったんです。

 

そういう中で、ちょうどご縁があって、アメリカのシリコンバレーで開催されているイベントで、テクノロジーによって意識の変容を促すというテーマのイベント「トランステックカンファレンス」に、2018年と2019年の2年連続で、参加させていただきました。

 

意識を科学する、ということでこの分野の研究は年々進んでいますが、そこにテクノロジーをどう掛け合わせるか?ということを考えている研究者は結構いらっしゃるんですね。

 

データムグループもこの時は出展という形で、ロゴストロンをご紹介させていただいたので、参加者の皆さんに実際に触れていただきました。

 

石原さん:
はい。

 

内海さん:
そこで、ロゴストロンの基本的な構造をお伝えするために、日本の言葉のことや、言霊、そして五十音のことなどを説明できるように準備していったのですが、そこでびっくりしたことがありまして。

 

あの時は、確か1000人ぐらいだったかと思いますが、そのイベント中にカンファレンスがありまして、大学教授やテクノロジストが参加されていたのですが、主催者の方で結構有名な方がいらして、その方に「ここの技術がナンバーワンだ!」と言っていただいたんですね。これ、本当の話ですね。

 

その方は当然、アメリカだけではなく、ヨーロッパ、中国と世界各国にいかれて最先端の意識科学の視察をされたり、科学の研究も大学でおこなったり、もう何十年と瞑想をされていたりする方なのですが。

 

そういう第一線で研究されているプロフェッショナルな方に、意識と人間理解のテクノロジー、今の世界中の先端テクノロジーをご覧になった上で、「ここの技術は、本当にオリジナルで世界で一番だ」と言っていただいたのが個人的に嬉しく、とても感慨深いものがありました。

 

石原さん:
嬉しいですよね。

 

内海さん:
それから、この時に、日本人はあまり自覚できていないということも感じました。

本当は古来からの素晴らしい叡智、それはさまざまな生活様式や文化、日本語だったりするのですが、そういうことに気づけていないのかもしれないなと。


でも、そういう知恵が、こういう形で装置で活かされることで、海外でもその良さをわかってくださる方がいる、もちろん科学的な理解も大事なのですが、実感としても自然とわかっていただけるような時代が来ているのかもしれないと思いました。

 

コロナを経て、ますます人間の心、意識ということに多くの方が注目するようになってきていると思うので、この流れが加速していくと良いなと思います。

西洋と東洋では、ものを考える時のベースとなる思考法が異なる

石原さん:
本当にそう思います。

トランステックからの流れで、そういう方々が日本にいらしてくださったこともあって、その時に私はお話しさせていただいたのですが、先ほども内海さんがおっしゃったように、西洋と東洋では、文化もそうですし、根本的な考え方や思考法が異なるのだろうなという印象を受けました。

 

西洋は、テクノロジーにしても、アファメーションにしても、直線的な思考なんですよね。

直ちに欲しいものをできるだけ早く手に入れたい、という発想も、そういうところから出てくるのかもしれません。原因と結果の関係性がある意味、直線的で、明快であるということですね。

 

一方、東洋は、目に見えない世界、そこにも何か大事な要素があるのではないか?目に見える世界だけではなく、見えない世界の作用も包括して全体として捉える必要があるのではないか?という考え方がありますよね。


直線的ではなく、点と点が結び合わさって、関係性の中で真実が立ち現れてくるという世界観ですね。曼荼羅的といいますか。

我々は、線形、非線形という言葉を使いますけれども。

それも因果という時間の関係ではなく、瞬時の結びによって関係性が立ち現れてくる。

 

瞬間瞬間、中今で変化が起こっている、という考え方です。

そこに、「重要な秘密」があると。

 

そう考えると、意識科学の世界がトランステックのようなイベントでオープンになって、自由に議論されるようになることは良い流れだと思います。

 

それから、西洋的な考え方がベースにあって思考の先で行き詰まってしまう時に、テクノロジーがその手助けになってくれるというのも、非常に興味深いところだと思います。

 

自力では思考の先を抜けられないけれど、前にもお話ししたように、テクノロジーがあるからこそ、一気にトップスピードに入れる。そのことを内海さんのお話で改めて実感しました。

 

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いかがでしたでしょうか?

 

今回は、内海さんが以前、アメリカのトランステックカンファレンスに参加された際に現地で感じられたことをお話しいただきました。

 

やはり現地で、さまざまな方と直接交流し、意見を交わしたりフィードバックをもらうことで見えてくることがあると感じました。

 

また、テクノロジーの発展には賛否両論あり、昨今、機械が人間を支配してしまう未来がやってくるのでは?と、危惧する声も聞こえてきますが、それも活かし方次第であり、使う人の意志に委ねられる部分なのかもしれないと感じました。

 

石原さんのお話にあったように、ロゴストロンテクノロジーの科学的に作用するメリットとしては「一気にトップスピードに入れる」という点があるので、ここは誰もが平等に活用していくことができる部分だと思います。

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装置の良さを最大限に引き出せるような、あり方を磨いていきたいと編集部も改めて感じました。

 

今回の続きは次回お届けしますので、どうぞお楽しみに!

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次回もどうぞお楽しみに。

 

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