)七澤久子先生のお話
)斉藤祝殿宮司のお話
)紙芝居 くにのはじまり
)お供え物を作ろう!
)鎮魂
)ひな祭りミニ祭祀
)七澤久子先生のお話
【土壌と循環のお話】
造園の方がおっしゃるには、
腐葉土を使って、小さな枝を束ね、穴に入れることで
空気が通り、水が浸透するそうです。
小石を斜面に置く事で、
谷筋に水が通り苔が出来るんです。
苔が出来たら、水が成るわけですね。
一つの木の周りにいくつか山や谷を作る。
そうすると、そこにエネルギーが凝縮されて
水が下からも湧き出してくる。
土地に水があることは、凄く大事なことです。
わたくしは、いつも皆さんの前で自分の体の中に
水があるから、「自分の水を清めましょうね」と
言っています。
まずは、自分がお祓いをするんですね。
本当に循環するって大事で、清らかな水が絶えず動いている。
それが生きるってことだと思うんです。
生命が死ぬってことは、呼吸も止まるし水も止まる。
雨が降った水も土地に入って蒸気になって、
そして雲になって雪になって全部循環なんですね。
そう考えると宇宙ってすごいなっと思うんですよ。
【ご先祖様に感謝の言葉を贈ること】
祓串というのは四つあります。
父母、祖父祖母、曾祖父曾祖母。
みんなの上には、ご先祖さまがいっぱい、ずーっといるんですよね。
ご先祖様に、「生んでくれてありがとうございます」って
手を合わせる事が本当に大事なんです。
手を合わせて、少しちょっと下げるんです。
ご先祖様含めてみなさんが何かを迎える
ことになるんですよね。
二つが一つになって神様が現れるんです。
男の人と女の人のふたつが1つになって赤ちゃんが
生まれる事など全てに繋がっているんですね。
みなさんお父さんお母さんいらっしゃいますでしょう?
「ありがとう」と言ってもらえますか?
宇宙に向かって言うんですよね。
おじいちゃんおばあちゃん、ありがとう!って
自分は今生きてるんだって思うんですよね。
【ひな祭りのお話】
子供たちと一緒に何かを作って、
それが子供との思い出作りだと思うんですよね。
この前、稲刈りを一緒にやりましたよね。
稲を束ねて、すごく楽しかったですよね。
思い出って「心の宝」なんですよね。
楽しい思い出、嬉しい思い出を
ここに積むことだと思うんですよね。
それが宝の山となる。
そういう意味で、
この雛祭りが、心の宝になるように頑張ってください。
)斉藤祝殿宮司のお話
今日はみんなで力を合わせ、心を込めて、神様のお供え物を一緒に作ります。
お供えした物を神様にお供えし、お父さんお母さんとご一緒に
お祭りをしていく日です。
幼稚園や小学校では雛祭りがある時期でもあります。
桃の花や桃の木にも神様が自分自身をお祓いする意味が込められており、
一緒にお祭りを楽しみたいと思います。
世界中の人たちが平和に幸せに暮らせるよう、お祭りを行っているんですね。
)紙芝居
日本の神話 第一巻
【くにのはじまり】を、
七澤清子先生が読み聞かせてくださいました。
古事記の中に【身禊祓(みそぎはらひ)】の象徴的な
描写があります。
黄泉(よみ)の国に行ったイザナギが自分の体を清めるため、
川に入って身を清めるという、あの有名な場面ですね。
そして身を清めることによって、次々と神さまが生まれました。
左の眼を洗ったときに、
太陽のように神々しい神様、
天照大神(アマテラスオオミカミ)が生まれました。
右の眼を洗うと月読命(ツクヨミ)、
鼻を洗うと須佐之男命(スサノオ)が生まれました。
古事記に由来する、このお話が
自分の身の穢れを落として清めるための
お祓い【身禊祓(みそぎはらひ)】の起源です。
ひな祭りで【身禊祓(みそぎはらひ)】を
奏上する時に、このお話をぜひ思い出して下さいね。
)お供え物を作ろう!
神様にお供えする献饌(けんせん)物をみんなで
作って、お供えしました。
献饌したお品は、
ふとまにの里の柿を使った柿ようかんと
ふとまにの里でできた、イセヒカリです。
どう積んだらきれいに見えるのか?
考えながら作ってもらい、
火打ちの作法、献饌の作法を
一つ一つ確認しながら、神様に献饌して
いただきました。
後で感想を聞いてみると、
緊張して、胸がドキドキしましたっという
声をいただきました。
)鎮魂
【鎮魂を行う時のお約束】
)一つ目
玉をずっと見つ続けること
)二つ目
動かない
)三つ目
お話ししない
【印の組み方】
右手が太陽。全部の指を丸くします。
左手が月。下から印を組みます。
それをおへその下ぐらいにある丹田に置きます。
鎮魂が終わった後、あるお友達は、
「どっかにすっ飛んでいて、
終わりますって聞こえた時に、一瞬世界が青く見えた」
と、聞かせてくれました。
とても深い鎮魂に入っていたのかもしれません。
家ではあまり鎮魂はやらないとのことでしたが、
整った場で鎮魂を実践してきたことが、
根付いているのかもしれません。
始まる前は騒いでいた子どもたちも、
始まった瞬間、スイッチが切り替わりました。
その瞬間、場が清浄な空間に変わり、
スゥーと鎮魂に入っていきました。
)ひな祭りミニ祭祀
今回のひな祭りは、子どもたちも取り組みやすいよう、
ミニ祭祀という形で行いました。
献饌(けんせん)や祝詞(のりと)の意味を
子どもたちが分かる表現で説明しながら、
祭祀を進めていきました。
大祓は省略しましたが、斉藤祝殿宮司から、
ひな祭りの祝詞(のりと)を奏上していただきました。
紙芝居で解説があった【身禊祓(みそぎはらひ)】を、
大きな声で奏上しました。
春の暖かい陽射しを浴び、芝生の上で食べる
食事は、やっぱり最高です!
じゃがいもの種いもを植え付けました。
実験で、1つの畝には、種いもにじゃがいもが美味しくなった、
美味しくなるイメージの絵を描いて、植えてみました。
言霊によって、生育に違いが出るのか?
じっくり観察していくと、面白い変化が現れてきそうです。
ひな祭りの菱餅にちなんで、
身近にあるひし形を、自由に表現していただきました。
子どもの創造力、独創性は、
大人の想像以上にクリエイティブで、
奇想天外な作品ばかり!
みんなそれぞれの感性で、
素晴らしい作品が出来上がりました。
CCAでは、子どもたちが各々自由に遊ぶことができる
フリータイムを用意しています。
年齢も性別も関係なく、
子どもたちは自由に遊びを生み出して、
楽しんでいた様子が印象的でした。
自由だからこそ生まれてくる発想は、
本当に素晴らしいですね。
これからもフリータイムの時間を設けることで、
子どもたちが自然と対話するきっかけになったり、
思いっきり遊んぶことで新たな発見ができる
時間にしていきたいと思います。
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チャイルドアーツアカデミー(CAA)では
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子ども自身の「意志」をまっすぐ
伸ばしていくための
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