自然の中で森林浴しながら深呼吸

そんなこともあって最近は、

深い呼吸ができる場所を求めて、

緑の多い場所に出かけることが多くなりました。

これまではそういうことにも

あまり関心がなかったのですが、

社会環境が変化すると、人も変わるものです。

自然の中にしばらく体を埋めて

思いっきり深呼吸をしていると、

息が体のすみずみまでいきわたり、

細胞レベルで体が喜んでいることが

感じられるようになりました。

それから疲れた脳もスッキリ、

クリアになる感覚もあって、

目の前がパーッと開ける瞬間も＾＾

「森林浴ってこんなに、リラックスできて気持ちいいんだ〜！」

と、その度に感動しています。

思いっきり新鮮な空気を吸える、ということは

こんなにも贅沢なことなんですね。

それまで当たり前、と思っていた

呼吸のありがたみを知った瞬間です。

そしてこうしたことを機に、

マインドフルネスやヨガなどにも

だんだんと意識が向くようになってきました。

そんなタイミングで、たまたま

長年ヨガを続けている友人と話すタイミングがありました。

そこで、私が最近「呼吸」について興味があることを

伝えたところ、こんな話をしてくれたのです。

生きていることを感じる呼吸とは？ 

――――

ヨガは、自分の呼吸一つひとつに意識を合わせて

ポーズをとっていく。

ヨガでは「呼吸を意識すること」は、とても大事こと。

ちなみに超能力という意味の「サイキック」

という言葉があるけど、

これはギリシャ語のプシュケ（=Psyche）

という言葉からきていて、呼吸や息を表している。

それから、魂をあらわす「スピリット」も

その語源にはラテン語のスピリタス、

つまり“息”という意味があるみたい。

―――

それを聞いて、なるほど〜！

と思いました。

先日

（「中今（なかいま）」今、この瞬間を大切に生きることが幸せに繋がる ）

にもあったように、

ヨガと呼吸、息、というのは、

とても深いつながりがあるのです。

そして、

自分の呼吸を感じること、

「吐く息」と「吸う息」の両方に集中して、

静かにその呼吸のありように耳を澄ませながら、

じっくりと味わうということを通じて、

「今、確かに、私はここに生きている」

ということを実感することができるのでしょう。

そう考えると、

ヨガは今この瞬間をより良く生きるための方法、

そして、意識を今に集中させる

ということを学ぶ上で

とても大切なことを教えてくれている、

と感じました。

以前、読んだマインドフルネスの本にも、

―――

私たちが悩むのは、

今この瞬間に生きていないから。

今をおろそかにして、

過去に目が向いたり、未来に意識がいってしまうために

自らが苦しみを生み出す原因になってしまっている。

しかし、今この瞬間に目覚めて、

ありありと今を味わうことができれば、

悩みや苦しみからは驚くほど解放される。

―――

という一文がありましたが、

たしかにそういうことなのかもしれません。

息には自分の在り方があらわれている

ちなみに、

「息」という文字をよく見てみると、

自分の「自」と「心」という言葉が

組み合わさってできていることに気づきます。

この言葉の成り立ちにも、

おそらく意味があるのでしょう。

息とは、自分の中心となるもの、

源であるとともに

自分の心のありようが現れるもの、

と、この一文字は教えてくれているかのようです。

そう。

息とは、私たちの命であり、魂であり、

存在そのものであるのです。

悩みや苦しみが心に生まれた時は、

まずは自分の「呼吸」に立ち返ってみると

いいかもしれません。

・・・・・・・・

いかがでしたか？

忙しい日々を送る私たちは

ついつい呼吸も浅くなりがちですよね。

ヨガや瞑想をする時間が

とれないという方でも

少しだけ立ち止まって

深呼吸をしてみるだけでも

ふとしたいろいろな気づきが

ありそうです！

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